バトラーのトレードを考える

ウルブズとブルズ間でトレードが行われました。ブルズフロントの面白感はいつもの事ですが、ウルブズの仕事した感はかなり珍しいです。
ウルブズ
ジミー・バトラー
ジャスティン・バッドン
ブルズ
ザック・ラビーン
クリス・ダン
ラウリー・マーケネン
リアルタイム検索してみた時に日本にはブルズファンが多い事がわかります。そしてブルズファンはブルズが血迷ったと、ウルブズファンはウルブズはバカなのかと、お互いに不公平を表明しているので公平なんだと思います。



お互いにメリットのあるトレードだったと思います。ただ、ブルズ側には他の選択肢もあったはずです。その中でこのトレードを選んだのは、それだけ魅力のあるオファーであると考えたはずです。
ブルズのメリット
ザック・ラビーン
22歳 2014年13位
18.9点 FG45.9% 3P38.7%
ラビーンのスタッツをみるとバトラーに劣るようですが、忘れてはいけないのはラビーンはまだ22歳である事とチームの3番手スコアラーなのに19点取っていることです。
確率的にはバトラーはFG45%、3P37%なのであまり変わりません。チームの中で重要性の低かったラビーンがブルズでシュートチャンスを増やしてもらえれば20点は超えてくるはずです。

クリス・ダン
23歳 2016年5位
3.8点 FG37.7%
2.4アシスト
ダンのスタッツは散々ですが、元々は昨年のドラフトで新人王候補に挙げられる評価されていました。ルビオからスターターの座を奪うことさえ期待されていましたが、不運だったのはウルブズではタイアス・ジョーンズが台頭しておりベンチでも信頼を得ていたわけではありません。
ブルズでは当面は控えからの出場ですが、ゲームメイクの面では信頼されるはずです。2年目の成長を期待出来る選手です。



この2人に7位のマーケネンがついてきます。この選手も知りませんが、評価を読む限り如何にもブルズが好きそうなヨーロッパタイプのインサイドなので、ブルズの意向で指名したのでしょう。
スターターになれれば嬉しいし、ミロティッチの控えとして活躍してくれれば十分なのでしょう。ブルズ的には成功で世間一般的には失敗のパターンが多いので、きっとブルズは満足してそう。



既に価値を証明しており得点と人気面で期待出来る選手に、おそらく成功するであろう安定感のあるガード、ブルズ的には成功しそうなPFなので、バトラー分の価値はあるはずです。
ドラフト順位だけで言えば5位、7位、13位を手にしたわけです。3年は低迷しなければ得られない選手を手に入れたので、低迷期間なしで新たなユニットに着手出来たと考えれば悪くないはずです。



バトラーとホイバーグ
バトラーにはトレードの噂が絶えませんでした。バトラー側から出した話なら言うまでもないですが、バトラーの心はブルズにはなかったと思われます。
ローズのケガ以降、エースとしてチームを牽引してきたバトラーですが、チームから尊敬を得ていたと感じていなかった事でしょう。ずっとローズの代役扱いで、遂にローズを諦めたらエセビック3を組まされました。お世辞にもバトラーと相性の良い選手ではありませんでした。
古くはピッペンを冷遇したようにスーパースター以外には冷たい感じのフロント文化があります。
そしてコートではホイバーグとの関係性も微妙でした。シーズン開始時点で、こんなメンバーで機能するわけない、と思っていましたが、内部で揉めるなどプレー以外でも上手くいきませんでした。それでもプレイオフには出れたので修正は効いていましたが。
批判されているホイバーグですが、プレイオフでみたブルズはちょっと面白かったです。同じプレーエリアの選手が多いのが欠点だと思っていたら、そんな選手達でスクリーンを掛け合ってディフェンスを混乱させてマークを外す戦術を採用していました。
守る方からすると、あいつもこいつも45°に出て行って打つやつなのに、それがスクリーン掛け合っているから動きが読めません。ウォーリアーズの簡易版みたいな戦術なので流行るのでは、とすら思いました。
しかしバトラーもウェイドも既にスターの地位にいて機会均等みたいなシステムは好きではなさそうでした。というか成功率が低すぎたかもしれません。
そんなわけでコートの上でも「オレってエースだよね?」みたいなバトラーは心の中にシコリがあったかもしれません。



全て予想でしかないわけですが、それでもFAになったらバトラーが出て行くのは既定路線になってきていました。
バトラーがいなくなれば有望株すらいないブルズがロンドとウェイドが居るうちに、次の手を講じたと考えれば悪くない選択肢だったはずです。
問題はガードばかりになったこと。同じポジション被せて やる気なんですかね?



ウルブズからみたメリット
ウルブズからみると有望株2人に指名権手放してバトラーなら悪いトレードですが、SGをベンチ要員2人放出してアップグレードしたので良いトレードです。どちらともとれるので、怒るファンの気持ちもわかります。
バトラーが必要なのはスター揃えてビック3というだけでなく、チームの課題解決にもなります。
被FG% 47.6(28位)
被3P% 36.6(23位)
スティール 8.0(12位)
ブロック 4.5(19位)
被ターンオーバー 14.3(14位)
ウルブズの最大の問題はディフェンス。全ての数字が悪いものの特にFG%なのでイージーにシュートを打たせすぎている。フィジカルなディフェンスをするバトラーは個人の被FG%がラビーンより4%近く低い。



オフェンスレーティング
チーム 108.1 ラビーン 106.5
ディフェンスレーティング
チーム 109.1 ラビーン 110.1
スターターの中で唯一、攻守両面でチームレーティングより悪いのがラビーンです。特にオフェンスが悪い。でも個人成績は悪くないので、単に噛み合わせが悪かったと言えます。
若く打ちたがりのラビーンなので、2人のエース中心のオフェンスにマッチしていませんでした。SGは変えたいポイントでした。



オフェンスリバウンド 11.4 (6位)
ディフェンスリバウンド 31.0(29位)
ウルブズはリバウンドが弱いわけではないのに、ディフェンスリバウンドが取れません。タウンズは8.7本でリーグ9位なので強いのですが、続くのがゴーギーデン5.6、ルビオ3.2、ラビーン3.0です。
ラビーンはSGとして普通ですが、SFのウィギンズが37分で2.7本と弱いのがネックです。バトラーは4.5本平均なのでディフェンスリバウンド強化が期待出来ます。



リーダーシップ
ウルブズは2人のスターが得点を稼げるチームの割に接戦に弱いチームです。
5点差以内の試合
9勝14敗
10点差以内の試合
14勝32敗
勝率通りといえばそれまでですが、中外で得点できる割には寂しい勝率で、この勝率が逆転すれば50勝チームになります。
クォーター毎の得失点差
1Q +1.7
2Q +0.2
3Q −1.8
4Q −1.1
前半55点、後半50点と得点力が影響しています。後半も前半並みに+5点出来ればキャブス並になります。簡単ではないですが。
バトラーは後半にギアを上げられるタイプの選手です。
前半 11.5点
後半 13.3点
但し、FG%は4Qが一番悪く、ブルズ自体も4Qの得失点はマイナスです。ここはウィギンズ、タウンズとシェアする事でFGを高める必要があります。



この部分では単に個人スタッツの面以上にリーダーシップを取ることが期待されます。シボドーHCはその点は理解しているはずなので、バトラーを信用しているでしょう。
ビック3にありがちのボール持ちすぎ問題は懸念されますが、そもそもこのチームはシュートを打たないルビオがボールを持ちます。
シボドーはローズを欲しがった様にPGに得点力を求めそうなので、終盤はバトラーをポイントフォワードにするかもしれません。ウィギンズには厳しい仕事なので、そこがマッチするかどうかも課題ですが、リーダーシップは取りやすいでしょう。



まとめ
ブルズのメリット
・再建モードの低迷期間を短縮
・戦術、フロントに合わないエースの放出
・FAで無償移籍を防ぐ
ウルブズのメリット
・ディフェンスとリバウンドの強化
・リーダーシップ
・戦力を下げずにアップグレード
どちらにもメリットのあるトレードですが、
ブルズが再建モードとは思っていなかった。
他にエース級をとれるトレード話あったのじゃないの?
というブルズファンは多いと思います。怖いのは実はマーケネンが決め手になってフロントが動いた可能性を否定出来ない事です。ウィザーズのビールとか、ペリカンズのカズンズあたりなら獲れた気もするのですが、未知の万能型好きなイメージがあります。
ウルブズからしても5位、7位、13位を失うのが割に合うのか微妙です。ここからベンチメンバー揃えるのは簡単ではないので、先ずは優勝を狙えるだけの結果を示さないといけません。人気のないフランチャイズだけに。



まぁ結果が全てです。ウルブズは即結果がわかりますが、ブルズは3年後かな。

2017 ドラフト中

ドラフト指名が行われています。でも大学生のことはよくわかりません。わかっていてもワン&ダンの1年生なんてNBAで活躍するか、それも3年後に活躍するかはわかりめせん。
わからなくてもイロイロ期待してしまうのが、世の常です。
トレードもいっぱいあるでしょうが、わかっている内容だけで書いています。



1位 マーケル・フルツ
シクサーズは豪華な布陣を構築しました。30%くらいの確率で3年後には流行りのスーパーチームです。30%は高い確率です。
PG フルツ
SF シモンズ
SF コビントン
PF サリッチ
C エンビート
C オカフォー
このユニットで適正にプレータイムを配分できれば期待出来ます。問題は現代的ではないのとアウトサイドシュートです。サリッチが活躍できるかがポイントになるのかもしれめせん。
スーパーチームにならない70%は全員が活躍してサラリーオーバー、ガラスのエンビートを中心にケガのオンパレード、適切な戦術を見つけられない、なんて可能性です。特にサラリー問題は今のサンダーをみれば明らかです。あの時、ファイナルで勝っていればスーパーチームであり続けたかもしれません。
しかしまぁ実力的にはシモンズが新人王候補なのだけど、こんなチームにいたら簡単ではないだろうな。チーム内で競わなければいけない。



2位 ロンゾ・ボール
27位 カイル・クズマ
28位 トニー・ブラッドリー
レイカーズはドラフト前にトレードを行い実質的にロンゾ・ボールの指名を明言しました。そしてそれは若手の成長待ちではなく、2年でトップクラスに導くというマジックの意思表示でもあります。ルーキーではあるもののロンゾ・ボールは大きな期待とチャンスをもらえる事になりました。新人王のチャンスです。
一昨年のドラフト2位ラッセルはモズコフと共にネッツに行きました。ネッツからすると27位指名権ではエース候補はとれませんし、平均20点の29歳エースよりはラッセルの方が遥かに魅力的でしょう。ラッセルは2位としては失格くらいのトレードですが、レイカーズにいるよりも自由に自分の好きな事を出来ます。街もNYだしマックス契約間違いないしイーストだから活躍すればオールスターも視野に入ります。頑張りましょう。
レイカーズからすると安定感のあるビッグマンを手に入れました。細いイングラムの成長に時間的猶予を与えた面もあります。
そしてトレードの噂もあります。クラークソン+指名権でポール・ジョージ。これならレイカーズからしても痛くないし、ペイサーズも納得してくれる可能性があります。ん?ラッセルでも良かったのでは?
というか、これでポール・ジョージとらなかったら単にラッセルの将来性と引き換えに凡庸なシーズンを過ごす事になります。とればプレイオフ狙いながら成長を促し、来年にもう1人大物FA(理想はレブロン)です。
サラリーの高いモズコフとクラークソン放出出来ればキャップスペースもバッチリです。ロペスは来年再安ければ再契約。高ければ放出なのでしょう。
PG ロンゾ・ボール
SG ニック・ヤング
SF ポール・ジョージ
SF ルオル・デン
SF ブランドン・イングラム
PF ジュリアス・ランドル(トレード候補?)
PF ラリー・ナンス
C ブルック・ロペス
C ズバッチ
このチームはPFに走力があり、走る事もハーフコートゲームも可能です。SF2人はディフェンス力もあり、バランス良さそうです。レブロンを迎え入れるのに十分な体制が整います。
普通に強そうです。でもポール・ジョージがいなくなると途端に弱い若手のチームに見えてくるのが面白いです。要はまだチームの3番手、4番手レベルの選手ばかりという事でしょう。
なお、下位指名でビッグマンばかり取っているのでトレード予定かな。



3位 ジェイソン・テイタム
今季のセルティックスにはルーキーはあまり関係ありません。プレータイムシェアしてくれるHCなので、地に足をつけて成長しましょう。プレイオフではブラウンが活躍したように、能力の高い若手は良いスパイスになれるチームです。ワン&ダンなのでじっくりと学ぶ時間が与えられました。
ジョシュ・ジャクソンがセルティックスのワークアウトに参加しなかったこともあり、テイタムになりましたが、やはり素行とサイズを考えたらテイタムの方がセルティックスに合いそうなので参加しても変わらなかったかも。指名後にトレードするかと思ってました。



4位 ジョシュ・ジャクソン
32位 デボン・リード
サンズのチョイスはウイングでした。まぁジャクソンが残っていた事も大きいです。
ブッカーとブレッドソーがいるのでエースになるのは簡単ではない。ディフェンスやリバウンドで貢献できればチームはグッと強くなりそう。残念ながらチーム事情で新人王は難しいだろう。
三角トレードで何人か出してケビン・ラブという噂をみましたが、このままのユニットベースにするのでしょう。今更ラブが来ても将来性はないし。
わりと良いチームになって来ました。ベテランの域に入り始めるブレッドソー、エースのブッカーが強固になれば、他の選手も活躍しやすくなるはず。
32位という悪くない順位で身長や年齢が準備されていない選手を指名していた。楽しみ。



5位 デアーロン・フォックス
10位 ザック・コリンズ →ブレイザーズ
キングスの再建に選ばれた2人。プレータイムはもらえるから、新人王レースでは有利なポジションにたてました。
PGとして3番手だけど、この順位で指名したくなる選手がいたのはラッキーだったでしょう。そしてPGとれたのでインサイドのコリンズを指名出来ました。理想的なドラフトだったでしょう。
両選手ともエースとしては?マークがつきそうだけど、逆に戦術の中でプレーさせていきやすいと思います。理想はいっぱい経験積んでチームの基礎を作り上げて、試合には負けて来年1位でポーターを指名する事だな。
と、思ったらトレード。今季でも負けるつもりはない感じにチームを整えてきた。フォックスがスターになれる確信があるのか?



6位 ジョナサン・アイザック
今のところ墓場感のあるマジックはSF指名。いろんな所がダボついているから活躍し難いチーム。理想はメチャクチャ活躍して負けて将来の指名権を得るために、周りにいるダボつき戦力を放出してもらう事だ。
逆に言えば有望株はいるけど、有望株のまま終わりそうな選手ばかりなので、いち早くスターになれるかが勝負だな。

7位 ラウリー・マーケネン
ウルブズは意外と冷静にインサイド指名。てっきりアウトサイドに走ると思っていた。
ペコビッチを解雇したのでルビオを出せばキャップスペースに空きが出来ます。ウィギンズとタウンズの契約に備える事が出来ました。マーケネンが活躍するかはあまり関係ないでしょうが、タウンズとのコンビに期待はしているはず。
なんて思っていたらトレード。離脱中のラビーン、クリス・ダン、マーケネンとジミー・バトラー。ルビオ出さない方が良いチームの出来上がり。ディフェンス強化にもなりスーパーチームだな。プレイオフ出れなきゃ詐欺なチームになった。

8位 フランク・ニリキナ
ニックスに指名された可哀想なルーキーは読みづらい名前のフランス人でした。ポルジンギスで味を占めています。イーストでもPGだけは争いが過酷なので、毎晩フィジカルで責め立てられるかもしれません。
プレータイムはあるけど、トライアングルの悪夢をみるかも。

9位 デニス・スミス
マブス。なんとも言えない。小さなPG好きだよね。

11位 マリーク・モンク
期待のシューターはホーネッツに。いいのか悪いのか。ホーネッツからするとモンクが残っていたのはラッキーだけど、SGとしてはサイズがないのでケンバとの併用は危険だ。
トレードでハワードを獲得したので、その点ではシューターは悪くないともいえる。真ん中より下が定番のチームを救えるか?



12位 ルーク・ケネード ピストンズ
13位 ドノバン・ミッチェル ナゲッツ
14位 バム・アデバヨ
12位で初めてワン&ダンではなくなる。でも2年生。ある意味、下位指名のチームには有難いよね。



15位 ジャスティン・ジャクソン →キングス
20位 ハリー・ジャイルズ →キングス
26位 ケイレブ・スワニゲン
ブレイザーズは3つの指名権でバランスよく指名した。と思ったらトレードでザック・コリンズをゲット。才能的にはコリンズなのだろうけど、チーム的にはどうなの?
このチームはほどほどの選手にわりと良いサラリーを払っているので、ルーキースケール契約で補強になるのが1番。
ジャクソンもジャイルズも予想よりも低い順位だったからトレード的には2人とれたキングスは得しただろうけど、ポジションや展望としてはどちらも損した事にならないといいけど。



そんなわけで大学生の事はよくわからないけど、トレードもいっぱいで楽しいドラフト。
話題をさらったのはまさかのウルブズ。他のチームは戦々恐々だろう。
スパーズとジャズが下位でも上級生を指名して行く感じは、シーズン始まってからの楽しみになりそうです。
また書いてみます。

ウォーリアーズの今季を振り返る

ウォーリアーズのシーズンを振り返ります。言うまでもなく優勝のみを目標としたチームでした。全てが優勝するためのステップでありファイナルでも圧倒的な強さをみせたため、その過程も肯定する事となります。
つまり基本的に褒めます。
チームの再整備
デュラントを獲得したため、サラリーキャップを考慮し再整備が必要となりました。バーンズ(残すためにマックス契約が必要)は要りませんが、ボーガットとエジーリ、スペイツのインサイド陣、バルボーサが出て行きました。
獲得したウエストはスペイツの働きが期待出来ましたが、パチュリアとマギーという他チームが見向きもしないインサイドとルーキーくらいの補強は怪しさ満点でした。



不調?のチーム
スパーズに大敗して始まったシーズンは73勝した昨季と比較されイマイチだとも言われました。デュラントが入った事でチームのバランスが崩れトンプソンが不調になった、などが取り上げられました。しかしスターターが2人も変われば時間が必要なのは当然でしょう。
シーズンを通してみれば問題があったのは別の部分でした。
試合が連戦または中1日の成績
昨季 56勝7敗 勝率888
今季 51勝13敗 勝率797
薄くなったベンチの層は連戦では重くのしかかりました。シーズン当初はリビングストンとイグダラしか計算できるベンチメンバーがいなかった事は昨季とは大きく異なります。
しかし、プレイオフをみてもわかるように最後には強力なメンバーと言われるまでに成熟しました。お笑い要員からハイライト要員に変わったマギー、FG49%をマークしたクラーク(2年前は34%!)、そしてシーズン終盤には新たな可能性のマコーが台頭しました。
長い時間プレーするスターターと違い10分から15分のプレータイムで、毎試合違う組み合わせで戦うため、個人のレベルアップも戦術の徹底も簡単ではなかったはずです。この辺りがHCの手腕になるのでしょう。
しかし、ファイナルでカリーのいない時間に得点力が落ちると公式サイトのコラムがありましたが、バルボーサの穴埋めだけは出来ませんでした。控えのPGが純正ではないリビングストンのみであり、ボールをプッシュする事が出来ていませんでした。 昨季まではこの2人で速攻を繰り出していました。
シーズン中にカルデロンの獲得がありましたが、デュラントのケガで契約から2時間で解雇し、カルデロンは面談だけで二千万ゲットしたニュースがありましたが、ファイナルの大勝がなければカルデロンと契約すべきだった、と言われたかもしれません。マット・バーンズよりマコーが使えた事は嬉しい誤算でした。



パチュリアとデュラント
ボーガットは独力で得点出来る選手ではありませんが、スクリーンやパッシングなどを駆使して味方と合わせる巧みさがありました。カリーとトンプソンの不調はボーガットの移籍によりフリーになる機会が減った事が大きかったと思います。特にカリーは3Pの確率を落としました。
3P確率 45%→ 41% (キャリア最低)
プルアップ3P 43% → 36.5%
3ドリブル以上からの3P 43% → 32%
オープン3P数 7.9本 → 7.5本
デュラントが入ってシュート機会が減りリズムを乱した、というよりも自らドリブルで崩してからの3Pの確率が悪くなったと考える方が自然な数字です。ボーガット不在の影響と言えるでしょう。
ボーガットの平均パス本数 30.4本
パチュリアの平均パス本数 23.1本
ボーガットからカリーへのパス 43% 13本
パチュリアからカリーへのパス 33% 7.6本
ボーガットとの関係性から得点していたカリーだが、パチュリアではそのパターンが減ってしまった。ただこれはパチュリアが悪いのではなくバーンズよりデュラントのパスが増えた点も関係している。
バーンズのパス本数 30.2本
デュラントのパス本数 38.4本
2人のパス本数を足せばほぼ同じなので、デュラントがその役割を担う面も出来ていた。



PGと偽PG
ウォーリアーズの最大の特徴はPGのカリーにある。上記のボーガットとの関係性は主にPGとしての振舞い。しかし、時に偽PGとなり、その役割をグリーンとイグダラが担う。2人はプレッシャーが少ない中でボールを保持し、その間にスクリーンを掛け合ってフリーになった選手へパスを出すのが役割。
この偽PGシステムには1つだけ欠点がある。誰がフリーになるかわからない事だ。
カリーとトンプソンをアウトサイドでフリーにしたいし、それ以外の選手は空いたらリングへアタックするのが基本。ファイナルでもあったように外す確率の高そうな選手をフリーにして、遅れても良いからヘルプでダンクだけはさせない選択をするチームもありました。
そこに新しくデュラントが加わりました。当然デュラントはフリーには出来ない。しかもデュラントは中でも外でも、どんな体勢でもシュートに繋げる事が出来る。
さらにそもそも偽PGでデュラントにボールを持たせる。グリーンやイグダラならばドライブを警戒する必要はないが、デュラントならば常にヘルプが必要。
そんなわけで、カリーを楽にしてくれるボーガットはいなくなったが、デュラントによりハーフコートシステムの効率性が大きく上がりました。
ポイントは偽PGでデュラントがボールを持つ、これは普通のチームならアイソレーションの状況だという事。デュラントが選択肢を間違えない限りはディフェンスには悪夢でしかありません。



PGとしてのカリーの成長
ウォーリアーズの基本的な戦略はそんなカリーを中心に走って走って、相手が疲弊する事や、カリー&トンプソンが爆発するタイミングを待つ事。48分の試合時間の中で、必ず1度は爆発するはず、そこでリードを奪えるから走っていれば大丈夫。そんな強気な発想で試合をしている。
しかしファイナルで度々見られたように、特に第5戦の後半でハッキリしたように、時に走るのを止める事が出来るようになりました。
メンバー的にも戦術的にも練られているため、走らないメリットはあまりありません。むしろ走らない事でリズムが乱れるデメリットの方が大きい。ある意味ウォーリアーズはシーズンを通してデメリットを消す訓練を積んだと言えます。
データ的にみれば昨季のファイナルではオフェンスの停滞が原因で負けました。その理由はいくつかあるでしょうが、ペースダウンせざる得ないケースを想定し、走らなくてもリズムを失わないチームへと成長させたシーズンでした。
理由を言えばリーグで最高のオフェンスプレーヤーであるデュラントが加入したのだから当然ではあります。しかしウォーリアーズはシューターのチームである上に、チームオフェンスの中で誰もがシュートする可能性があります。
これらの点を踏まえて走らない戦術にも磨きをかけてきたのでしょう。
その中心にはカリーがいました。第5戦でのカリーはオールドスクールのPGのようでした。決して急がず、各オフェンスでどのシステムを使うのか指示を出し、キャブスの穴をついていました。
さらに得点差をみながら常に冷静に、そして確実にリードを保っていきました。
ウォーリアーズから走る事をとったらリズムを失うように、カリーから積極性をとればリズムを失うと考えていましたが、良い意味で普通のプレーを積み重ねているカリーの姿は成長を感じさせると共に驚異的でした。
ファイナルではクラッチシュートを決めていくシーンはみれなかったが、だからこそコントロールするカリーというこれまでにない姿を見る事が出来ました。



来季への課題を考える。
歴代最高とも噂されるチームであったが、来季への課題は明確に存在する。まずはFA問題が最大の重要課題となる。
カリー
デュラント
この2人は間違いなく残留するだろう。問題はサラリー。デュラントは既に減額OKと発言しているがカリーがスーパーマックスならば、そう簡単ではない。両者が減額しなければ誰かは放出されるだろう。
イグダラ
ファイナルでその価値を再度示し、グリーンと並んで戦術的にも重要な役割を担う。再契約は確実なようだが、こちらも金額は重要。
リビングストン
こちらは重要性は高くないが希少性は高い選手であり、それなりのサラリーが必要(年600万ドル以上)。
ウォーリアーズはスモールラインナップが代名詞だが、ビッグマンがいないだけで小さいのはカリーとクラークしかいない。その分誰でも守れてどこでも出来る選手が多い。
リビングストンのようなガードは希少なので手放したくない。
パチュリア
クラーク
バーンズ
サラリーキャップの関係で安い選手が必要で見つけてきた選手達。バーンズ以外はウォーリアーズにいるからこそ活躍し、注目されたわけだが、他のチームから2、3倍のサラリーを提示される可能性がある。プレータイムも考えて移籍する可能性は割と高い。
ウエスト
マギー
こちらも安い選手。優勝したくて加入したウエストは引退しない限りはミニマムで契約してくれるだろう。他のチームに行けばお笑い担当に戻ってしまうマギーもほどほどで契約するはず。
そんなわけでなんと9人もFA選手がいる。カリー・デュラント・イグダラのサラリーが決まらないと先に進めないのも厳しいところなので、逆に外から獲得する選手も限られてしまう。今季はマギーを当てたけど、ルーキースケール契約が少ないことも不安材料になっている。



補強と改善点
◯イグダラの代役
そろそろイグダラの代役を作れないと戦術的に厳しい。イグダラが衰えた訳ではなくて、ディフェンスであらゆる選手にマッチアップすれば、オフェンスでもPGからPF役までこなし3Pからトマホークダンクまで何でも決めるオールマイティさはグリーン・デュラント・リビングストンと共にローテーションの優位性を生み出している。簡単に言えば相手の事を考えず、自分達の都合でローテーション出来る。
ファイナルでは一瞬だけマコーにPG役を任せていた。線の細いマコーだけど適性はありそうなので鍛えたい。鍛えたいけどプレータイムをどうやって増やすかが課題となる。結果としてグリーンやデュラントのスタッツが下がるかもしれない。
◯控えPG
今季唯一悩ましかったポジションは何かしらの補強を考えるだろう。PGを連れてくるのは簡単なのだが、純正PGはウォーリアーズに合わない可能性がある。長身コンボガードかカリー弟が理想かも。クラークもいなくなりそうだからSGでも我慢できる。
リビングストンの残留は前提としてブヤチッチやカルデロンを連れてきたり、セフォローシャでディフェンスの多様性を優先する方法もある。まかり間違ってラウリーやジョージ・ヒルが激安サラリーで契約してくれれば最高ではあるけど。
リビングストンもいなくなるなら逆に純正PGとSFだけどサラリー出せないから厳しい。
◯センター
パチュリアはサラリー考えたら悲観するような選手ではない。しかしプレーのみでみたら変化を加えるポイントではある。
では誰をとるのか。それはボーガット。現在FAでケガ中。
ボーガットを欲しがるチームはそれなりにありそうだが、主力にしてくれそうな筆頭は実はウォーリアーズ。次点がセルティックス。
ディフェンス面の貢献は期待出来るので、控えで層を厚くするのにはうってつけの選手だけど、インサイドの得点に優れた訳ではなく、ストレッチ5でもない。ディフェンス・スクリーン・トレイルに特化してスターターになれるのはレアチームです。
これまでのようなサラリーは期待出来なそうなボーガットなので、どうせ安いならウォーリアーズでスターターで優勝する、そんな考えになっても不思議ではない。移籍させられた経緯も含めてボーガットの気持ち次第。
クリッパーズから離れるスペイツという手もあります。



strength in numbers
昨季はデビット・リーが抜けた穴を補完出来なかったウォーリアーズ。ファイナルでグリーンのファールトラブルに困らなかったように今季はデュラントがバーンズ&リーの役割を出来たため埋めることが出来ました。しかし、今季はバルボーサの穴は埋まりませんでした。
前回触れましたがウォーリアーズの強さは数の強さでもあります。バーンズとデュラントの交換以外は少しずつ弱体化しています。まぁデュラントだけでお釣りがくるのですが。
スーパーチームになったウォーリアーズはサラリーキャップがあるため、有力な若手・中堅の獲得は難しく、優勝したいベテランと無名選手から探してくるのが前提です。そこそこサラリーの選手に失敗出来ない面もあります。
よりGMの力が試される事になるでしょう。

PGランキングを作ってみた

この夏はPGの大移動が発生する可能性がある。クリス・ポールが口火を切れば、クリッパーズはラウリー、ティーグ、ローズあたりを取りに行き、連鎖していくはず。そんなオフの移籍に先駆けてPGをランキング形式で評価してみた。

でも、今のPGは昔みたいなゲームメイカーとは限らない。カリーみたいなほぼシューターもいれば、ジョージ・ヒルみたいにゲームメイクすらも放棄してるけどチームには貢献するタイプもいる。

そんな幅広い選手をどうランク付けするのか? その基準はなんなのか?

となるわけだけど、管理人の基準は《PG同士がトレードされたら、チームが強くなるか》が基本。つまり自チーム以外の29チームの中でより多くのチームを強くできる選手が上に来ます。

○勝 → ○チームを強くなる
△引分 → △チームは微妙
◇敗 → ◇チームは弱くなる

という表記でやっていきます。異論は多々受け付けます。

1位〜3位
ラッセル・ウエストブルック
27勝2敗

ジェームス・ハーデン
27勝2敗

ステフ・カリー
23勝4敗2引分

この3人は三つ巴の関係。全てがウエストブルックで成り立っているサンダーはリバウンドからゲームメイク、フィニッシュまで全てをやらなければならず他の2人にはムリ。
ロケッツはシュート力が劣るウエストブルックには厳しいし、1on1でペイント攻めるのと広い視野でアシストするのはカリーには厳しい。

ウォーリアーズにウエストブルックが入ったらチームは崩壊するし、ハーデンみたいにミスが多くてボール持つのもダメ。

そんな中でカリーについては、ブレイザーズ(リラード)とウィザーズ(ウォール)の代役も厳しいので3位。でもカリーが入ったら他の2人よりも成績上がるチームもあるでしょう。特殊性の高いカリー。

ウエストブルックなら優勝狙えるチームは多いけど、ハーデンだとそこまでは難しいのでウエストブルックが1位。

なお、勝ちにしているけど、スパーズはこの2人は受け入れないだろうな



第2集団

ジョン・ウォール
23勝5敗1引分

ダミアン・リラード
22勝4敗3引分

クリス・ポール
22勝6敗1引分

次のグループがこの3人。ポイントの1つがセルティックス。リラードが引分で2人は負け。トーマスの役割はタフに得点することで、それをこなせるのはリラードだけなので。

リラードは得点力がありCJマカラムを引き立てもしているので、割と汎用性が高い。でもクリッパーズやキャブスも引分にしており勝てる程突き抜けてもいない。

ウォールは逆にアシスト能力が高い分勝ちが多くなっている。レブロンのいるキャブスはアシスト不要なので負け。

そしてポール。大事な場面で強いけど、2人のように常に自分が仕掛けて崩さなければいけないチームだと厳しいよね。でもそんなPGを求めるチームが増えているので負けが多くなる。

ちなみに大事な場面で強いのはリラードも同じ。チームが厳しい状況で得点するポールと常に得点するリラード。プレイオフでよりチームを勝利に近づけてるのはリラードじゃないだろうか。



トップ10

カイル・ラウリー

シュート上手くて、ドライブ出来て、リーダーのラウリーは多くのチームを強く出来る。個人技重視でも戦術重視でも機能させられるであるう汎用性の高さは貴重。しかし、来季もおなじクオリティを発揮するかは微妙。このランキングでは高いけど市場価値としてはそこまでではないだろうね。

マイク・コンリー

推し量れない人No. 1。でも主役のいるチームにいけば、相当チーム力あげるタイプ。オデンと育って来ただけある。そしてクラッチショットもプレイオフで見せつけた。公式サイトのコラムでも紹介された。(良いコラムだが勝負強さが足りないと結んだのは大いに不満)

スタッツ残さないだけでクレバーなガード。後述するカイリー・アーヴィングの逆で露出が少なすぎて評価が追いつかない感じ。

アイザイア・トーマス

同率8位。PG同士がトレードされたら、という前提ならこんなもの。今のチームへの貢献度や重要性ならトップ3に入るかもしれないけど、欲しがらないチームが多いだろう。というか、セルティックスでは実質SGだしね。
ケンバ・ウォーカーも同じような理由でランク外。こちらもチームにおける重要性は高い。

 

カイリー・アーヴィング

アーヴィングもっと上だろ、と言われそうだけどキャブスにいるから過大露出されてる。評価ではなく露出。

そしてこのランキングではレブロンと共にいる事で不利に働く。なんせ今は単なる1on1ファイターだから。ゲームメイクやアシスト能力が伸びない環境に置かれているので、汎用性の点で損をします。



その他の優秀層

ゴラン・ドラジッチ

勝ち負けハッキリしたマイアミの主役。得点取りながらアシストもして非常に優秀。何でも出来るけど格上には何も勝てない感じ。

 

ジョージ・ヒル
ジェフ・ティーグ

今季のジャズとペイサーズ比べたらヒルを上にせざるを得ないよね。でも総合的にはティーグが上。どちらも1人では頼りない。

ケンバ・ウォーカー

ドライブと得点に優れたタイプでエースとしては良いけど、コントロールする司令塔を求めるチームにはつらい。

バックスのブログトンなどの若手は測りかねています。チームの顔になるほどではなく、でも仕事はしているタイプ。そしてサンズのブレッドソーあたりもチームが弱いから活躍しているのか、弱いけど活躍しているのかの判断がつきにくい。スタッツは素晴らしい。

個人的にお気に入りはシクサーズのTJマッコネルです。出場時間短いだけで、実はアシストがスゴく多い選手で、今季はブザービーター決めて勝利を掴んだりしています。

でも他のチームに比べれば弱いのは否めない。というか多くのランキングで最下位。でも勝てるチームのガードはこういう選手だと思う。えっ?シクサーズは勝ててないって。



そんなわけでPGランキングにしてみました。今回の基準はチームが変わったら、なのでイメージするランクと大分違うかもしれませんね。

異論は多々受け付けます。参考までに一応いくつかのサイトでどんなランキングになっているか調べました。当然、人によって違うわけですが特徴をまとめると

・トップ3は大体同じ。カリー1位だとハーデンはPGとみなされずランクされないパターンが多いかな?

・トーマスの評価はバラつく。数字だけみたらもっと上だしね。ケンバも同じく。トーマス高いとケンバも高い。このランキングの逆ですね。

・リラードを5位にするのはここぐらい。一般的な評価とズレているかも。それは認める。かなり高く評価しているので。

・カイリーアーヴィングはこんなもの。むしろもう少し評価低いかも。ウォールより上はほとんどない。日本だと露出多いし、プレースタイル的にも目立つけど総合的には他の選手のレベルが高いので。

・ブレッドソーも評価バラつく。でもトップ10はないかな。



夏の移籍に向けてランキングにしてみたけど、トップ10で動きそうなのは、クリス・ポールとラウリーくらいなので11位から20位の方が大切だったかもしれない。

でも、その辺はチーム事情が大きく響いてしまうのであまり意味をなさない気がしました。

ラウリーの移籍先を考える

オプトアウトを宣言したラウリーが賑わせている。そこでラウリーが来シーズンどこでプレーしているかを考える。裏情報とかはないよ。
FA宣言した意味
労使協定が変更され、またリーグの収入が大幅に上がったため来季からサラリーキャップが拡大される。そのため権利をもつ選手はこのタイミングでFAになるのは自然な選択。
早い段階で宣言したのは「オレの事を優先的に考えてくれ」という各チームへのアピールでもある。何故ならこの夏はPG大移動が起こる可能性がある。
クリス・ポール、ティーグ、ヒル、ジェニングス、ホリデー、リビングストン、ミルズ、デロン・ウイリアムスなどなど。
この中でラウリーは動くか不明なポールに次ぐ大物なので、早めに各チームの編成に考えてもらえるわけだ。
他の選手からしても早くラウリーに決めてもらわないとオファーが遅くなるしね。ラウリーとティーグは代理人同じだから尚更。



ラプターズは残留して欲しいのか。
答えはイエス。5年2億ドルオファーらしい。金額的には間違いなく最も良いオファー。(ネッツを除く)他のチームはラウリーに5年の大型オファーはしないだろう。
プレイオフでのショックなスイープで「カルチャーを変えたい」と発言したラプターズだけど、それは多分マンネリ化しているチーム戦術への発言だと思う。
ラウリーは3Pが上手く、リーダーシップを取れるガードなので、戦術変更にも十分に対応出来る。コントロールの役割を求められても問題なくこなせるし、フィニッシャーにもなれる。
なので、他の選手の組み合わせ次第で柔軟な対応させるには良い存在。その戦術がない事が問題なだけ。
そんなわけでラプターズはオファー出すし、功労者として必要以上の金額でもファンも怒らない。



優勝出来るチーム
ラウリーの希望は優勝出来るチーム。前述のPG大移動もあり、プレイオフに出たチームの中でラウリー不要なのは、ホークス(シュルーダー)、バックス(ブログトン)、ブレイザーズ(リラード&マカラム)、セルティックス(トーマス&スマート&指名するルーキー)くらい。
もしもラウリーが3年4500万ドルでガマン(それでも単年17億円)するなら、どこのチームにもチャンスがある。でもさすがに5年2億ドルと比較したらあり得ないディスカウント。
移籍するかわからないポールのクリッパーズとか考え出すとキリがないので、現実的なチームだけ考えてみる。



スパーズ、ロケッツ、ウィザーズ、ペリカンズ、キャブス
まずはスパーズ。
パーカーが衰えと大怪我、ミルズはFAとPGは補強したい。ラウリーならパーカーよりは長く活躍してくれるし、チーム優先の戦術にも合う。デローザンの相方こなしてたのだから。
ジノビリが引退かミニマム契約にしてくれれば、キャップスペースもあるので3年6000万ドル以上の提示がありそう。
問題は狙うならラウリーよりもポールを優先しそうな事。PGの後がつかえているので、長引く交渉は好ましくない。
ロケッツ。
ビックマン優先だっただろうけど、スパーズとのラストゲームでのハーデンの低調から代役候補を探しそう。ラウリーなら3P乱れ打ちの戦術にも合致するので優勝するために欲しいピースだ。
そしてキャップスペースが空いている。アンダーソンにムダな高額契約している以外は非常にお値打ち価格の選手達。
またロケッツはラウリーが元々プレーしていたチームでもある。FA市場のPGでは最も欲しくなる選手なので、ラウリーがヒューストンを嫌っていなければ可能性は高い。
他にもペリカンズ、ウィザーズ、キャブスあたりは本気で欲しがるかもしれないが、サラリー的に厳しいわ。優勝は狙える。
ペリカンズはラウリーを取る事でカズンズをディスカウントする作戦もあり得る。



シクサーズ
何故か、優勝から遠いシクサーズ。メンバーは凄いので3年後にファイナルへ進んでも驚かないが、早くて3年後。その頃ラウリーに出番があるかどうか。
それでも地元という事で相思相愛とか言われている。実際、若い選手だらけなので、キャップスペースも空きまくり。ラウリーとって勝率あげて、ウィナーズマインドを手に入れる。そんなチーム事情にもマッチする選手。
シクサーズ側が欲しがる理由はよくわかる。
優勝したい、とFAになってシクサーズに入ったらトロントから総ブーイングくらうかもね。



本命
本命はラプターズ。オファーの額が違い過ぎる。そんなオファーに対抗出来るのはシクサーズ。
そして明日からのシリーズでウォーリアーズがスパーズを一蹴したら、スパーズやロケッツでの優勝が現実的に考えられなくなるかもしれないし。
ラプターズ 40%
シクサーズ 15%
ロケッツ 15%
スパーズ 10%
その他 20%
PG大移動の口火を切ることはあるのだろうか。

ブルズの今季を振り返る。

ブルズの今季を振り返る。でもプレイオフ以外観た記憶がないので超適当です。
シーズン前のレビューは公式サイトから
http://www.nba.co.jp/nba/2016-17-team-analysis-bulls/1x43fnpi3uvnv1btj29k5gnic8
42勝→41勝
ブルズの評価は人によって違うだろう。個人的にはベテラン2人連れてきてエセビック3作ったわりにプレイオフに出れたのだから成功だと思う。シーズン中にも揉めたけど、もっと崩壊すると思ってた。よく勝ったな、という印象。



チームをどうしたいのか。
ローズを諦めた事も、ガソル、ノア、ダンビーリーらを放出した事も理解できる選択だった。バトラー中心に若手に切り替えて再出発するのだ。
そう思ったらロンドにウェイドを加えて、今年も諦めないらしい。とはいえ、シーズン途中にギブソンも放出し、マイケルカーターウイリアムスやペインを手に入れた。どれも微妙なコマだけど、ベンチにそれなりに若手を揃え始めたね。グラント、ポーティスと合わせて誰か1人でもウェイド&ロンドの契約が切れる来年までに使えるようになれば、あとはサラリーキャップも空いてエース級のFA狙うのかな。
所詮、そんなシーズンであり、そんなシーズンでも負ける事は良しとしない、みたいなフロントか。



中学生のバスケか。
得点、FG共に25位だけどリバウンド3位でディフェンスのチームだった。でも1番多くてもロペスの6本台なので、全員攻撃全員守備みたいなチーム。この流れはある意味バスケ全体の流れなので、思い切ってポジションレスの戦術にしても面白かったのに、戦術には乏しいHCだった。奇妙なHC選出に定評のあるブルズ。今回も得意分野がハッキリしている人だった。



来季に向けて
特にいう事もないので来季に向けて。リーグ全体の流れとしてルーキーには期待出来ない。ならばFAだけど、ポジション的に取るべき要素も見つからない。
なので、地味でもそこそこ期待出来そうな若手を狙うべきかな。放出してくれそうなチーム事情。
デリック・ウイリアムス キャブスより高いサラリー提示すればとれる。
セフォローシャ ホークスで出番失った。
イアン・クラーク ウォーリアーズでの経験を武器にプレイタイム増を狙ってそう。
ジェームス・ジョンソン、 マイアミから奪い取れるか
コビントン 若手いっぱいのシクサーズなら手放すかも。
ジェレミー・グラント サラリーの関係でサンダーから貰えるかもよ。グラント揃え。



考えても仕方のないレベルの話だな。若手に縛ると制限付きでよくわからないし。
まかり間違ってグリフィンでも取れない限りは来年も同じようなシーズンを過ごすのだろう。