〇vsピストンズ
29.5分
21点
FG7/8
11リバウンド
サンズでの初戦となったピストンズ戦はベンチスタートながら、30分近いプレータイムとなり、デュラント36点、ブッカー35点に続く21点と大活躍しました。2人のエースへディフェンスが向かった時にインサイドへダイブするプレーで高確率のFGに加えてフリースローでも得点を重ねました。
ということで、今シーズンのサンズが欲しかったタイプのセンターをゲットできたことを示しました。昨シーズンはヌルキッチがプレーメイクに参加しないとどうにもなっていなかったわけですが、今シーズンはPGも補強して逆に邪魔になったヌルキッチ。かといってフィニッシュには課題があるので3P担当みたいになっていたし。
ヴォーゲルとブーデンでここまで利用用途が変わるのかなー、ってくらいの使い方の変化で使いづらくなったわけですが、それが逆の特徴を持つリチャーズが加わったことで、より鮮明に違いがハッキリしました。
見事な活躍で完璧なデビューを飾ったニック・リチャーズ。サンズに必要だったタイプであることを示したし、知名度ブレークにも繋がりそうです。
一方でディフェンス面では明らかな弱点にもなっていました。ツーメンゲームにおいてはズルズルと下がっているので、プルアップ3P打ち放題。ところがシュートタッチが悪すぎて頭を抱えるカニングハムに助けられた感じの試合でもありました。
ペイント内を固めるという点ではいいものの、ドンチッチやSGAあたりにボッコボコにされそうな守り方でもあります。もっともブーデンはブルックにも似たような守り方をさせるし、インサイド固めを優先して3Pは打たせるのでハマっているといえばハマっています。プレーオフになるとボコられるバックスディフェンスの再現にならなければいいのですが・・・。
いずれにしてもサンズは自分たちに必要なセンターを手に入れたので、あとはヌルキッチを処理するだけ。19Mくらいのサラリーがあるので、うまいことトレードして何とかカントカ補強に繋げたいでしょう。でも、どこのポジションを補強するのかはイマイチわからん。オニールとセットにしてディフェンダーを、といっても誰が受けてくれるのか。
バトラーの件はビールが実権を握っているので何とも言えないわけで、プランBとしてヌルキッチをどのようなトレードに巻き込めるかがフロントの仕事になっていきます。少なくともオコギーがいなくなったのだから、アントマンあたりに対応させるディフェンダーは考えないとね。