ブルズの今昔

生まれ変わるにもほどがあるブルズ。HCも変わらない。ロスターも大した変化はない。唯一、デローザンがいなくなってギディが加わっただけなのに、全く違うオフェンスを展開している今シーズン。

18勝21敗という成績は昨シーズンの39勝43敗と大差はなく、進化もしていなければ退化もしてないように見えますが、実際には中身が段違い。平行線の中途半端な定位置にいるようでいて、この路線であれば成長していく可能性も秘めています。まぁ成長よりもクーパー・フラッグの方が欲しいんですけどね。

最大の違いはプレータイムシェアというか、12人がローテにはいっていること。もちろん、全員が元気ならば誰かしらの出番はなくなるわけですが、ロンゾが20試合出場という以外は30試合オーバーになっており、多くの選手を使う戦い方へとシフトしました。試合のペースも早いからハードワークを繰り返すためにも、個人が成長するためにも良い循環。

デローザン、ラビーン、ホワイト、ブーチェの4人が34分以上プレーしていた昨シーズンからラビーンすらも34分を切っているという変化は、ビリー・ドノバンの気まぐれなのか何なのか。

さらに試合のペースだけでなく、消極的だった3Pも一変し、セルツに次ぐアテンプトになっています。本日はキングス戦でしたが、開幕当初はトランジションの中で打ちまくっていたような雰囲気だったのが、今では「パスを貰ったら、まずシュート」という共通意識が芽生えていました。

こんなにも変化することってあるのだろうか。特にブーチェなんか、簡単にミドルの選択していたもんな。不思議や不思議。意識改革が大成功した・・・といえば良い言葉だけど、これまでは何だったのかっていう疑問も付きまとうぜ。

明らかにボールを貰ってからシュートまでが早くなったわけですが、その中でも3Pの選択が増えたことがわかります。デローザンがいなくなったとはいえ、それだけでは説明がつかないほどに全員が3Pの意識が高まっています。

なお、本日はキングス戦だったわけですが、デローザンもブルズ時代より3P打ち切っているというね。昨シーズンからやろうと思えばできた疑惑もあるんだよね。

ってことで今回はブルズの昨シーズンと今シーズンのスタッツを比較していきます。考察とかは不要なくらいに変化しており、ポジティブに見てあげる裏付けを探していく旅です。永久に変わらないと思われていたビリー・ドノバンスタイルにも変化が訪れたのだろうか。

ブルズの今昔” への2件のフィードバック

  1. 去年はラビーンのあぶなっかしいハンドラープレーを見るのがかなりしんどかったのですが、今年はシンプルなプレーチョイスがハマってるんですね。
    SAS時代も一時的にハイペースなバスケをやった時、デローザンが意外とハマっていた記憶がありますし、ドノバンにこの判断を昨年の時点で下して欲しかったなぁと思います。

  2. ギディロンゾラヴィーンの組み合わせが楽しくてたまに見ると、その度にパトリックウィリアムズがだめな時の八村みたいなプレイをし続けているのが気になってしまう。

    ギディーをなるべく安く延長+ブゼリスに期待しつつ再建モードが無難に見えますが、CHIはタンクしない方針ぽいのかな。

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