オコギー ⇔ リチャーズ

トレード発生

センターを求めていたサンズがホーネッツとのトレードを成立させました。指名権としてはホーネッツが1つ多くゲットした形ですが、31年という先の指名権なのでそこまで価値があるとはいえません。ちなみにホーネッツは25年の指名権を2つもっていますが、若手が増えまくってもプレータイム与えられるか微妙なので、これはこれでいいのでしょうね。

ホーネッツで5年目となるリチャーズは、ボレゴ時代の2020年42位で指名されており、運動量が期待できるセンターです。3Pはないものの、しっかりと走れるし、スピードもあります。ボレゴが使うとしたら、こういうセンターって感じでしたが、チームが勝ち始めた中で若手の出番は少なく、センターいなくてもOKの戦術で2年目は50試合に出たものの7.3分と短いプレータイムでした。使われていただけいいかもね。

クリフォードになると出番が減るかと思いきや、マーク・ウィリアムスがケガばかりなので出番が一気に増えました。昨シーズンはプラムリーがトレードで出ていったこともあり、26.2分で9.7点、FG69%、8.0リバウンドと立派なスターティングセンターらしい数字を残しました。あまり知られていないだけで、十分な成果といえます。

センターとしてはスピードがあって、ゴール下の押し込みも堅実。リバウンドもしっかりと稼げるので現代的なビッグとしての要素を持ち合わせており、獲得可能なセンターとしてサンズが触手を伸ばしたのも理解できるし、知名度というてんでのブレークも期待できます。

ただし、これらの要素に反してリチャーズはディフェンス面で問題のある選手です。確かに対面した状態ではブロック力もあるし、ヘルプに来るスピードもあるのですが、読みはないし、左右の動きにはついていけません。常時使うセンターとしては弱点もはっきりしているので、使い分けないとダメなタイプです。

また、中継役としての利用は出来ません。ツーメンゲームからのパッシングに適したタイプではないので、コートの中央にいるのは違うかな。全くパスが出せないとかではないですが、今やセンターのパス能力が重要になっているのでさ。ポストムーブから点を取るわけでもないし、フィニッシュ専門の7フッターです。

・・・そう、これらの特徴はなんとなく

にもみえてきます。気の利いたことをすることはないし、戦術的に読みの良いプレーで助けることはない。ゴール下でのブロック力はあっても早いタイミングでスペースを潰すようなディフェンスは出来ないよ。でも、ヌルキッチと違ってゴール下でのフィニッシュ力はあるし、走れて飛べる。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA