さようならピストンズ’22

◎タイムアウトを見よ!

「さようならピストンズ」は「カニングハムによって大きな変革がもたらされたピストンズ」でした。ドンチッチやヤングは自らが引っ張ることでチームを大きく変えたけど、カニングハムは戦術にインテリジェンスをもたらし、ロールプレイヤーに求められる要素も変えてしまった衝撃のシーズンでした。

1人のルーキーが、自分に合わない戦術のチームでデビューしながらも、チームの方向性から変えてしまった流れは見事です。それも強烈な個性で変えたのではなく、少しずつ確実にチームメイトの意識から変えてしまった印象すらあります。だから、選手間の機能不全はおきておらず、全員がフィットしていってるレアケースでもあります。

噂にたがわぬIQと、想像以上の影響力を持ったルーキー

そんな印象を強く抱かせます。唯一、ルーキーっぽいのはFG成功率くらいです。ふてぶてしいを通り越して、強烈なオーラをビンビンに放ち、ピストンズを自分のチームにしてしまいました。

そんなカニングハムを他のチームのファンが見る時におススメなのは、タイムアウト時のカニングハムを追いかけることです。カメラもいっぱいカニングハムを抜いてくれますが、チームメイトに多くの指示を出しています。この積み重ねがチーム全体を変えてしまったのでしょう。

スーパープレーではなくリーダーシップでチームを変えてしまったルーキー

カニングハムの凄さはハイライトプレーでは語れない凄さです。プレーも凄いけど、プレーでは言い表せない何かがあった。スキルも身体能力もメンタルも強いけど、デュラントのようなシュートタッチも、レブロンのような身体能力も、コービーのようなメンタルも持っているとは思えない。だけど、チームを変えてしまう事が出来る影響力を持っている。

さようならピストンズ。早く来シーズンが始まりますように!

さようならピストンズ’22” への7件のフィードバック

  1. 素晴らしいブログをありがとうございます!

    ピストンズファン以上にピストンズのことを分かってくださっているように感じました!

    おっしゃる通りもはやピストンズはカニングハムのチームです!

    これからのピストンズに栄光あれ!

    1. とても良いですし、駆け引き系統なので、ディフェンスもカニングハムナイズされてます。
      一生懸命守るだけだった昨シーズンとは、アクションの数が違う!

  2. 個人的に今シーズン見てて1番面白いルーキーであり
    フィジカルでもスキルでもないのに
    見ている側に強烈にインパクトをあたえるプレーは圧巻でした
    まさにドラフト1位といった
    特別なルーキーだと思います

    1. 間違いなく「上手い」と感じさせるのに、ワンプレーそのものは普通なんですよね。

  3. クインスナイダーがジャズから去るんじゃないかという噂がありますが、ピストンズでカニングハムとケミストったりすると面白いなと。

    1. ゴベアを有効活用しているスナイダーですが、それがネックなのでスチュワートやバグリーの方がいいかもしれませんね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA