そろそろオフに契約切れる選手との更新が気になる頃ですが、ホーネッツのニック・リチャーズが5年15Mで更新しました。更新のルールってどうなっているのか知らないのだけど、この時期に出来てしまうならばサクっと済ませたいところだよね。
それにしてもリチャーズのサラリーは安い。でも、控えセンターってそんなものかもしれません。今回はリチャーズの活躍ぶりと「控え」センターである宿命を語っていきましょう。
〇今シーズン
18.4分
7.9点
FG62.5%
6.2リバウンド
1.1ブロック
立派なスタッツです。高確率のFGに堅実なリバウンド。特にオフェンスリバウンドが2.3と多く、チームを助けてくれるセンターです。プレータイムが18分なので、仮にスターターとして倍の時間プレーすると
16点、12リバウンド、2ブロック
ということで極めて優秀なセンターってことです。誰くらいかっていうとゴベアくらい。ゴベアが高すぎる問題は、リチャーズが優秀すぎる問題に近いかもしれません。いったい2人の間にあるサラリー差額は、何が要因なのか。
リチャーズは走力が高く、スピードのあるセンターなので、トランジションにも走るし、献身的にハードワークしてくれます。高さで押し切るわけじゃなく、運動量豊富なのも魅力的。シュートはないので完全なるゴール下タイプですが、これだけ走れるならば関係ありません。広くスペースを作っておいて飛び込めるんだ。
ただし、ポイントセンター的な要素もない。スクリナーとしてはプレーするけど、パスをさばく上手さはない。かわりに渋滞を引き起こすような迷いもなく、良い意味で目立たずにプレーしています。自分の役割を全うし、周辺領域に手を広げるよりも、精度を高めることに注力している。
ディフェンス、走力、献身性があって、高いFGと堅実な得点、優秀なリバウンド力があるリチャーズはもっと高く評価されても良い選手です。ただし、使い方は一定であるため長時間プレーさせるメリットは小さく、20分で濃密なプレーをしてくれる方がチームの力になっています。
そんな優秀なセンターは、もうw
ティルマンが最強ってことですよね。
そういうことですね
なんだがプロ野球の中継ぎ投手の給料事情を思い出しました。
今でこそ様々な指標等がありますが勝ちは付きにくいし投球回は稼げないから給料査定は渋い、いつ登板に呼ばれても良いように常に肩は温めておかなければならないからブルペンに入り浸りで結局呼ばれない事も当たり前。
無論プロバスケとプロ野球とでは控え選手の考え方は違いますが、渋いというのは似通っているなと。