ペイサーズとハリバートンの3年間

ハリバートンがきてからのペイサーズはハイペースのオフェンスを志し、運動量とスピードで勝負してきました。それは本来ミスが多く発生するオフェンスですが、ハリバートンというトランジションでも判断を間違えないPGがいて成立しています。ディフェンス面でも全てを止めに行く中で適切なポジショニングやカバーリングが求められ、その戦術を選手たちに馴染ませていく中で、攻守にバランスの取れたチームへと変貌し、ファイナルへと進むことになりました。

ただ、その途中ではシューターオフェンスからダブルPGからの展開にシフトしていたり、プレータイムシェアの徹底でインテンシティを保ち、ペイント内という弱点を克服してきました。ベースとなる戦術を深めつつ、自分たちに適した形にカスタマイズしてきたような3年間でもありました。

トレードで自分たちに適した選手を連れてきたペイサーズですが、戦力が整ったからといって形になったわけではありません。この3年間の熟成とトライ&エラーがあってチーム戦術が完成したといえます。

安易な戦力補強に走るのではなく、しっかりとチームを作っていくこと。

サンダーとペイサーズ。それぞれ作り方は違えど、時間をかけて整えてきたチーム力でファイナルで競い合います。

ペイサーズとハリバートンの3年間” への5件のフィードバック

  1. 細かいですがルバートのトレードで獲得した2巡目指名権がネムハードになっています。
    ここ重要なのでよろしくお願いします。

  2. 2022年のドラフトコンバイン動画で見た「いいガードだなあ」と思ったのがネムハードでした。あの年、「1巡目23位がネッツに譲渡の可能性アリ」だったので「どこかがここで指名して、ネッツに譲渡しないかな」ツイートしたものです。
    そのネムハードとハリバートンが見せていた「冷静に仕留めていく姿」。一方で「燃え上がるようなメンタリティ」のブランソン、タウンズ。元気な方が勝つ時代において「元気&頭が冷静」なチームに対し、シボドーのスパルタンなローテ構成では、勝負は見えていたのかもしれませんね。
    昨今はスーパースター3人抱えるとチームが維持できない時代です。そこそこのスターといいロールプレイヤーでチームを作れ(つまりローテ人数を増やしなさい)ていうリーグからのメッセージでしょうかね。

    1. そのリーグからのメッセージは次回の労使交渉で「もっとサラリーよこせ」に代わってしまいそうなのも怖いですけどね。

      そろそろロスター枠は拡大してもいいのかもしれません。いろんな選手を試せるようにしないと。

  3. ハーフコート&少人数ローテのDALと、速攻アーリー&全員バスケのINDといったをファイナルに行けるオフェンスチームを作り上げたカーライルこそ真に驚嘆すべき才能なのかもと思いました。
    こんなに時代に合わせて変化し続けるHCがいるんでしょうか?

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