ファイナルへ
大型トレードや仲良しFAで巨大戦力を作り上げ優勝を目指すチームが崩れ行く中、わかりやすい『再建』から強烈なチームを作り上げたサンダー。その中心にはMVPを手にしたSGAがいました。
20-21シーズン 22勝50敗
21-22シーズン 24勝58敗
22-23シーズン 40勝42敗
23-24シーズン 57勝25敗
24-25シーズン 68勝14敗
HCダグノートが就任した20年ではドアマットだったサンダーが着実に成績を向上させ、NBA史に残る勝率を記録するところまでやってきたのです。それも大型補強なんて何もなく、成長によって作り上げてきました。
SGAという『個』の成長と、サンダーという『チーム』の成長
その両方が折り重なってファイナルへと進む充実した戦力と選手層、チーム力を身に着けてきました。この5年間の歩みを振り返っていきましょう。
◎序章
話は5年間の前から始まります。ウエストブルックとポール・ジョージというオールNBAクラスのスター2枚看板で構成されていたサンダーは、48勝34敗の成績を残したオフに突如として解体されます。
きっかけはレナードが「ポール・ジョージと一緒にプレーしたいもん。ポール・ジョージを取ってくれるチームに行くよ」と発言したことだった記憶です。サンダーから能動的に動いた印象がなく、またファイナルMVPを残したかったラプターズもポール・ジョージ獲得に動いたけど、サンダーの要求がデカくて手を引いたといううわさもありました。
そしてポール・ジョージのクリッパーズへのトレードが決まると、ウエストブルックのロケッツへのトレードも決まりました。青天の霹靂。
ダニーロ・ガリナリ
シャイ・ギルジオス・アレクサンダー
1巡目指名権(2022年、2024年、2026年)
1巡目指名権(ヒート2021年と2023年)
1巡目スワップ(2023年と2025年)
クリス・ポール
1巡目指名権(2024、2026年)
1巡目スワップ(2021、2025年)
果たして当時の状況でこのトレードを実施するジャッジを出来るフロントがどれだけいるのだろうか。SGAも有望株という程度にとどまっている段階で、大量の指名権を手に入れてゼロスタートのようなものでした。
また、このトレードの次のシーズンは49勝33敗と、なんと勝率を上げてしまいました。まだ残っていたロールプレイヤーとトレードでやってきた選手でプレーオフへと進んでしまったサンダー。
ただクリス・ポールやシュルーダーの評価を上げてトレード価値を作り上げました。アダムスも放出し、タンクする体制を整えていきました。
1巡目指名権(2022年)
ポクセフスキー
1巡目指名権
ケンリッチ
ちなみにシュルーダーのトレードで28位指名権を手に入れ、それをルビオのトレードでウルブズの17位と交換してのポクでしたが、この28位がマクダニエルズだったので今となっては損したようなトレードでした。
その他にも指名権ヤクザは大量にストックしていきましたが、とにもかくにも20年のオフに現在のサンダーへと続く道が・・・そうそうダグノートだか、ディグノートだか、デイグノートだか、読み方の分からないアシスタントコーチがHCへ昇格したのも20年のオフです。
前年にタンクにならなかったし、まだまだこれからドラフトで選手を集めていくのだから、当面はACを昇格させておいて、戦力が揃ってから考えよう。そんなインタームHCに見えていたのでした。
言われている「性格ドラフト」も重要だったかもしれませんね。
確かにプレーオフでも変わらないのは性格診断大事だったんでしょうね
J-DUB弟も頑張ってほちい
才能は素晴らしいけど、積極性が足りないですね