ナゲッツとのシリーズでは3P22%と決まらず、14.1点に抑え込まれ、何より大事なフリースローを2本ともミスして敗戦を招いてしまいました。そんな失態というか、プレーオフではダメなのかと思われたホルムグレンですが、ウルブズとのシリーズではワンビッグになる時間が長くなりながら、ストレッチ役としても、インサイド担当としても、リムプロテクターとしても躍動しています。
シリーズを勝ち抜いたことで経験を積み、その経験が成長に繋がっている。ホルムグレンもまたNBAで必要な『成長』という要素を見せてくれており、単なるストレッチビッグではない部分を披露しています。
そんなホルムグレンはオフに契約延長の機会があります。おそらくサンダーはマックスを提示せず、来年まで持ち越すのではないかと思いますが、そんなことはさておき、カンファレンスファイナルまで進んでいるサンダーにおいて、ある意味で読みづらい要素であり、勝利へのキーファクターになってくるホルムグレンについて思ったことを書いていきましょう。
〇プレーオフ
29.5分
16.1点
FG48%
8.7リバウンド
1.9ブロック
〇シーズン
27.4分
15.0点
FG49.0%
8.0リバウンド
2.2ブロック
数字的に見ればマックスには遠い選手です。理由はシンプルに平均得点。20点に満たないでマックスを貰っているのってゴベアくらいだよね。ハリバートンもいるか。
ただし、ブロック力の高さはアピールポイント。リムプロテクターであり、ストレッチビッグというのは実はレアだったりするよね。比較対象になるのはマイルズ・ターナーあたりですが、ターナーはザ・フランチャイズプレイヤーなのに控えめな契約しかもらっていないしさ。
そういやターナーはサラリーが安いから周りにグッドプレイヤーを並べることが出来てカンファレンスファイナルへ進んでいるけど、明らかに高すぎるゴベアでカンファレスファイナルへ進んでいるウルブズはすごいよね。コスパ抜群なのはNAWくらいかも。
ターナーとゴベアは良い比較対象になりそうであり、残念ながらタウンズレベルではない。ホルムグレンの立ち位置はそんなところかな。