ペイサーズとハリバートンの3年間

◎2年目前半

2年目はディフェンスの弱点を補うためにブルース・ブラウンを獲得。コスパの悪すぎるサラリーを提示しての獲得ですが、これがのちにシアカム獲得の布石になるんだからさ。

そしてニックスが持て余していたトッピンも手に入れます。ウォーカーと合わせてPFに2枚揃えたわけですが、当時のトッピンの成績を見てみると

こんな感じなので2巡目2つでも高いくらいです。どこにでも落ちていそうな成績。特にフィニッシュ専門ながらTSが低く、ディフェンスも問題があるのだから、かつての大学NO.1の姿はどこにもありませんでした。でもこれが一気に変わるんだからハリバートン・マジック。

3Pが40%を超え、TSは驚異の67%超えです。気が付けばフィニッシュだけなら最高レベルへと達してしまいました。1on1シチュエーションが殆どない中で、オープン3Pをしっかりと決めるだけでなく、フィニッシュでの能力の高さを存分に発揮しているのが今のトッピンです。今シーズンはゲームウィナーまで決めてしまうメンタルに変わっているしさ。

同じことは鳴かず飛ばずだったジェイレン・スミスにも発生します。サンズ時代にどうにもならず、ペイサーズにきて1年目もダメだったのに、2年目になると突如として優秀なフィニッシャーへと生まれ変わりました。なお、ディフェンスが酷すぎてみてられないのは何も変わらず。

つまり、この2年目は現在へと続く「ビッグマンの高確率フィニッシュ」の始まりでした。1年目にはなかった要素だし、それ以上に弱点だったはずなのに、何故かストロングポイントに変わったシーズン。その一方でシューターのヒールドは契約問題で揉めたこともあり、デッドラインで放出することになりました。

ヒールドは相変わらずバカ打ちしているけど、しっかりと決めておりシューティングスランプだったわけではありません。しかし、プレータイムと得点を減らし、チーム内での重要性が低くなったシーズンです。

3Pを減らし、ペイント内が増えたのが2年目ですが、それだけ運動量も増えています。シューティングのために動いていたところから、全員がリングにアタックするために動き始めたんだ。

これでリーグ最高の得点を誇るオフェンスへと進化しました。明確に走力で得点を奪うスタイルになったわけです。スーパースターがいなくてもオフェンスは成立することを示したペイサーズでもあります。

そして、この変化を促したもう1つの要因がネムハードをスターターに置いた形の成功にあります。ダブルPG制度をメインに据えることで、オフボールムーブのシューターがいなくても3Pを打てるようになり、バランスの良いオフェンスへと変わっていきました。ちなみにネムハードは1年目からスターターでしたが、2年目はベンチだったりスターターだったり移ろっています。

実はいろいろと試していった2年目。ビッグマンシューターを有効活用するのには、ムービングシューターよりもプレーメイカーを並べる方が効率的だったため、そっちにシフトしていきました。

得点とTSが前年よりも下がり、アシストが増え、ターンオーバーが減りました。よりスピードアップした中でミスが減っているのは素晴らしく、またオープンショットを打たせる仕事のため、アシストが増えました。代わりに自分で点を取るのは少し苦労するようになっていった。

実はハリバートンのパスからシュートに行く回数は前年よりも下がっており、確率良く決めるからアシストが増えた形です。ハリバートンが素晴らしいのか、周囲が素晴らしいのか。いずれにしても2年連続のスタッツでハリバートン中心の形は出来上がってきました。

ペイサーズとハリバートンの3年間” への5件のフィードバック

  1. 細かいですがルバートのトレードで獲得した2巡目指名権がネムハードになっています。
    ここ重要なのでよろしくお願いします。

  2. 2022年のドラフトコンバイン動画で見た「いいガードだなあ」と思ったのがネムハードでした。あの年、「1巡目23位がネッツに譲渡の可能性アリ」だったので「どこかがここで指名して、ネッツに譲渡しないかな」ツイートしたものです。
    そのネムハードとハリバートンが見せていた「冷静に仕留めていく姿」。一方で「燃え上がるようなメンタリティ」のブランソン、タウンズ。元気な方が勝つ時代において「元気&頭が冷静」なチームに対し、シボドーのスパルタンなローテ構成では、勝負は見えていたのかもしれませんね。
    昨今はスーパースター3人抱えるとチームが維持できない時代です。そこそこのスターといいロールプレイヤーでチームを作れ(つまりローテ人数を増やしなさい)ていうリーグからのメッセージでしょうかね。

    1. そのリーグからのメッセージは次回の労使交渉で「もっとサラリーよこせ」に代わってしまいそうなのも怖いですけどね。

      そろそろロスター枠は拡大してもいいのかもしれません。いろんな選手を試せるようにしないと。

  3. ハーフコート&少人数ローテのDALと、速攻アーリー&全員バスケのINDといったをファイナルに行けるオフェンスチームを作り上げたカーライルこそ真に驚嘆すべき才能なのかもと思いました。
    こんなに時代に合わせて変化し続けるHCがいるんでしょうか?

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA