◎4年目
4年目にしてウエストのトップシードを手に入れることになるサンダーとSGA。ドラフト順位も高くなかったわけですが、またもガードを指名します。
10位 ケイソン・ウォレス
さすがにもうガードは要らないと思っていたのですが、優先はオールラウンドとディフェンスだったのか。ただ、これまでと違ったのは完成度の高いルーキーだったことで、3P42%と弱点の補強にもなっていました。
【残っている主力】
SGA
ドート
ホルムグレン
J-DUB
ウォレス
ジョー
ジェイリン
ウィギンズ
ジェン
ケンリッチ
【当時の主力】
ギディ
ヘイワード
ミチッチ
シーズン中のトレードでマンやポク、ミチッチも処理してヘイワードになりましたが、特に意味はありません。この4年目で主力が揃ったわけです。そう考えると短期間で強くなったな。
〇3P 38.9%(1位)
そして3P成功率が見違えるどころか、異次元に進化しました。「MVPはチップ・イングランド」といわれるほどシューティングコーチの力が偉大だったのか、単にウォレスとホルムグレンが偉かったのか。
〇セカンドチャンスの失点 15.3(28位)
〇ペイント内失点 47.0(7位)
〇スティール 8.5(1位)
相変わらずセカンドチャンスは与えてしまうものの、ペイント内失点が改善し、そしてスティールがリーグトップに躍り出ました。なお、ブロック数もトップです。
前年に弱点だったポイントを明確に改善した4年目。使わない選手を放出していき、新たに加わったのはチームが求めるディフェンスと3Pができる選手だったわけです。
〇レーティング
オフェンス 114.2 ⇒ 118.3
ディフェンス 111.7 ⇒ 111.0
レーティングはオフェンス3位、ディフェンス4位と浮上しました。ウエストのトップチームだから当然ではありますが、ドアマットから2年でここまであがるものなのか。
しかしプレーオフではドンチッチとPJワシントンに沈みました。
積極的なディフェンスの仕掛けから相手のミスを誘うサンダーの戦術は、ダブルチームでも問題なくボールを捌くドンチッチから展開され、ウイングの3Pに弱いという特徴を持っていました。
殆どのチームがアジャストできない弱点だけど、パターンにはめ込んで攻略できるドンチッチがいればイージーにもみえたわけです。
この点ではダグノートのストロングスタイルというか、采配の柔軟性に疑問符はつき続けました。そしてロスターの揃え方もこれでいいのかどうか悩むわけです。
〇SGA
30.1点
FG53.5%
3P35.3%
6.2アシスト
2.0スティール
アンタッチャブルな領域に突入したSGA。3P成功率を上げアシストも増えました。そこに満足せずスティールも増やしているしさ。
完全に自分のスタイルを確立したし、ディフェンス側のアジャストが間に合わない完璧なチョイスをしていきました。ここの「チョイス」も大事だよね。フェイダウェイが上手くなったからといっフェイダウェイだらけじゃダメなわけでして。
また、このシーズンはJ-DUBの貢献が凄まじくなり、ハンドラーとしてのギディが不要になり始めたシーズンでもありました。もちろんハンドラー3人態勢が好ましいものの、コーナー3P担当にギディを置くのに意味はないしさ。
SGAとJ-DUBのアタッキングガードによる組み立てと、ギディのパッシングオフェンスは変化をつけられるので面白いものがありましたが、プレーオフの緊迫した場面でスタイル変更よりも主力を長く出すわけで、最終的に上手くいかないんじゃないかとね。
言われている「性格ドラフト」も重要だったかもしれませんね。
確かにプレーオフでも変わらないのは性格診断大事だったんでしょうね
J-DUB弟も頑張ってほちい
才能は素晴らしいけど、積極性が足りないですね