サンダーとSGAの5年間

◎2年目

無事にタンクしたサンダーですが、まだ下にはロケッツ、ピストンズ、マジック、キャブスがいてドラフトロッタリーには当たらず、手に入れたのは6位指名権でした。

1位 カニングハム
2位 ジェイレン・グリーン
3位 モーブリー
4位 スコッティ・バーンズ
5位 サッグス
6位 ギディ
7位 クミンガ
8位 フランツ・ワグナー

サンダーはオクラホマ州立大学のカニングハムにお熱で、SGAをトレードしてでもカニングハムが欲しいという噂もありました。もしもトレードが成立していたら、まだファイナルへは進めていなかったでしょう。

当時はクミンガの方が評価が上でしたがサンダーが選んだのはギディでした。今となってはフランツ君の方がベターだったかもしれませんが、悪くないチョイスでした。

16位 シェングン
18位 トレ・マン

また指名順位がシェングンでしたが、トレードでトレ・マンにしています。ここでは明確に失敗しています。ちなみに17位はトレー・マーフィーなのでタイプ的にもこっちの方がよかった。

32位 ロビンソン・アール
55位 アーロン・ウィギンズ

2巡目ではメインとなるセンターを指名しました。もちろん本職センターではなくウイング系をセンターにするサンダーらしさです。

やっとこさ4人目が加わりましたが、それよりも大きかったのはギディの存在です。オーストラリアの203センチのPGはSGAとは別のタイプのガードとしてサンダーを背負っていくように見えました。

特にリバウンドの強さはガードばかり並べるチームにおいて重要で、インサイドヘルプやオフボールスイッチもOK。フィジカルタイプではないものの、マルチに守れるので今のサンダーへとつながるベースを作ってくれました。

そしてパッシングによるオフェンス構築もスペーシングと相性が良く、当時はギディのアシスト未遂ハイライト、つまり素晴らしいパスから外しまくるサンダーという動画もあったような。

相変わらずドライブは1位だけど3P成功率は最下位となっています。レーティングは攻守ともに改善していますが、勝率をあげるほどではなく、ロケッツ、マジック、ピストンズに次ぐ4番目の悪さでした。

前年から得点を伸ばしたSGAですが、3P成功率が下がっており、やや改善した程度です。

タッチ数やドライブ数に劇的な変化はなく、ハンドラー2人体制での戦い方が整理され始めたのが2年目でした。

同時にチームとしても欠場なのか、休養なのか、選手を休ませながら、プレータイムシェアする形で起用しています。SGA、ドート、ギディ以外は30分未満のプレータイムでした。

前年から作り上げたベースに、ギディというハンドラーが乗っかって、中心選手とサポートメンバーの役割分担が作られ始めたのが2年目です。

それは微妙なハンドラーが不要になっていく序章でもありました。役割分担はわかりやすく。ウィギンズとケンリッチは今でも生き残っていますが、ハンドラー仕事はやらないからこそっていう面もあります。

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