ヤニス、KPJ、AJグリーン、ポーティス、トレント
リラードの離脱があったとはいえ、リバースが最後に選らんだスターターはこの5人でした。それはまるで
ベテランばかりのスターターではペイサーズのスピードについていけない
と宣言したようなものでした。思えば2年前に「プチ再建した方がいい」と書いてましたが、チームとしてもブーデンと別れを告げた段階でグリフィンをHCにして求めたはずの変化でした。まぁリラードをとって、ミドルトンと契約延長した段階でボケボケではありましたが。
少なくともグリフィンは若手のアンドレ・ジャクソンやボーチャンプ、AJグリーンとリビングストンも少し使いながら、キャメロン・ペインやビーズリーといった中堅どころも使っていったのに、ヤニスとフロントが新しい取り組みにイヤイヤギャンギャンしたことで元に戻してしまったわけです。
この2年間はいったい何だったのか。チームプランがムチャクチャすぎてベテランというかオジサン軍団で耐えきれなくなったプレーオフでした。「いまさら、何してんの」としかいいようがないリバースとフロント。これでヤニスが出ていったら目も当てられないぜ。頑張って変化を加えようとしたグリフィンが可哀そうで可哀想で。
〇走行距離
ペイサーズ 19.21マイル
バックス 18.50マイル
〇走行距離
シーズン 17.97マイル
今シーズンのバックスはリーグで8番目に走らないチームでした。そしてプレーオフになるとリーグで最も走るペイサーズの走行距離が0.71マイルも上回っただけでなく、バックス自体もシーズンよりも0.53マイルも多く走ることになったわけです。
要するに相性が悪い相手だったわけですが、ただ昨シーズンもペイサーズに負けたのだから、これを放置したシーズンプランニングが悪い。
走り負けた昨シーズンの反省が何も活かされていない
ゲームをコントロールするのがリラードのみ
後者もまた重要です。PGできるのがリラードのみで、自分たちが早いペースに弱いのに相手に付き合うしかありませんでした。リラードはもっとハーフコートでゆっくりとしかけますが、組み立ての概念がない選手ばかりでした。トレントの大爆発がなければ目も当てられなかったぜ。
しかも走り負けるからスターター変更したのかと思ったら、そのスターターを長時間起用しているので『走り負けている』感覚はなく、『こいつらダメだ』みたいな変更なのもリバースらしさ。いかれてるぜ。
果たして『さようならヤニス』は起こるのか?
というか、ヤニスがいなければ何も成立しなかった今シーズンでもあり、ヤニスが偉大であったことがHCとフロントを勘違いさせたよな。
個人的にブーテンホルツァーを解雇した翌シーズンにアトキンソンではなくグリフィンをチョイスした時からゆっくりと歯車が狂っていったと思ってます。
結果論にはなりますが。