さようならホークス’25

プレーインで敗れたホークスはランドリー・フィールズGMを解雇しました。長く抜け出せないプレーインレベルにハマっていることが要因であり、22年からGMやっているらしいので仕方がないといえば仕方がない解任です。

しかし、GM業務の中心であるロスター構築において”今シーズンの”フィールズは良い仕事をしました。煮え切らないヤング&マレーに見切りをつけ、ダイソン・ダニエルズにシフト。ジェイレン・ジョンソンのプレーメイカー化もあってガードアタック頼みだったオフェンスが改善したし、ディフェンスはダニエルズ1人で見違えるものになりました。

それでもジェイレン・ジョンソンのケガに伴ってサラリー削減となるトレードを断行。ここでもハンターやボグダノビッチを放出してネームバリューを落とした雰囲気ながら、ルバート、ニヤング、テレンス・マンがそれぞれに役割をもって起用されるので、試合展開に応じて変化をつけられるチームになってきました。

ヤングのイマジネーション頼みだった感のあるホークスは『ヤングと相性の良い選手』を集める路線から、『武器を持った選手』を集める路線で成功した感のあるシーズンでした。いや、勝率的には成功はしていないな。ただ、内容を変化させることが出来たシーズンでした。

ジェイレン・ジョンソンの『ポイント・フォワード』
ダイソン・ダニエルズの『スティール』

わかりやすい武器になったのは、この2つですが、ここにロールプレイヤーたちの特徴も加わってきました。

ルバートの『ドライブ突破によるスコアリング』
ニヤングの『ビッグマン3P』
テレンス・マンの『マルチディフェンス』
クレイチの『ポイント・フォワード2号』
グイエの『ハードワーク・PF』

オコングが3Pも決め始めてマルチなセンターになったのは意外な変化でしたが、そこは特殊な武器というよりはマルチ化なので異なり、ドラフト1位のリザシェイは個性を出すには至っていないしマルチタイプのウイングです。

ある意味でスターターはヤングに合わせるタイプも多く起用しつつ、ベンチからは特定の武器を活かす選手たちを使い分けるような形になっていきました。

他にもキートン・ウォレスはディフェンシブなPGとしてヤングとは異なる特徴で面白かったし、バローは控えセンターとしてオコングに近いハードワークと時に3Pを打っていたのでした。逆にマルチで合いそうだったナンスはまるで機能せず、23年ドラフト15位のバフキンは見る機会がなかったです。

相変わらず上位陣には強く、下位陣に負けるチームなので、安定感ゼロでしたが、イーストでは珍しく、そしてクイン・スナイダーのイメージとは異なり、ストロングスタイルから抜け出す兆候をみせたのはポジティブな変化でした。

一番成長したのはクイン・スナイダーなんじゃないかって思うもんな。

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