◎戦力を整えられるのか
イディ、ウェルズ、ピッペン、ハフと今シーズンも新戦力を活用したグリズリーズ。普通のチームならば出番がなさそうな選手なのに、何故か活躍させてしまうグリズリーズらしさは健在でした。
それが「グリズリーズらしさ」なのか、それとも「タイラー・ジェンキンスらしさ」なのか。来シーズンに問われるのはここになってきます。一般的には戦力不足に見えるロスターでウエストの上位に進んでしまったことは、フロントを勘違いさせてしまった気がするし、あるいはスカウティング能力が高いってことなのか。後者には見えない個人能力なんだよな。
モラントという特殊な存在を除けば、キングスやマブスだけでなく、スパーズやブレイザーズと大きな差がない気がするロスター。ただ、そのモラントがいなくても18勝14勝と勝ち越せていたのもグリズリーズ。試合に出てくる選手たちが輝き続ける戦いぶりは続くのだろうか。
イーサロが本当にやりたいバスケがどんなものかは、シーズン終盤に急なバトンタッチされた状態ではわかりませんが、ゲームプランの違いだけで感じたのは、もっとベーシックにハンドラーとビッグの連携を使う形です。その場合、現代バスケの流行系ではビッグマンに展開力が求められるわけですが、適した人材はいないぜ。サボニスでも連れてこようか・・・。
アルダマがプレータイムを伸ばしたのには、ユーロ系のウイングビッグらしい動きが欲しかったようにも見えました。チーム全体に合わせてスペースを利用し、ギブ&ゴーでも動いていくアルダマみたいなのがユーロっぽいもんね。アメリカだとコーナー張り付きのスポットタイプが多いし。
イーサロがどんなバスケをしたくて、どんなタイプの選手が足りていないのか。(それよりイーサロで続けるのかな)
オフには様々な動きが求められますが、グリズリーズはトレードよりもドラフトで補強してきたチームです。若手補強で勝ちに行くチームを継続して作れるのかどうか。あるいは大型トレードに打って出るのか。JJJをデュラントにする・・・サンズにとってもメリットはゼロじゃないし。
いずれにしても来シーズンからはモラント第2章が始まります。完成度の低い選手ながら、完成度の高いチーム戦術で機能していたモラント。その形はどう変わっていくのか。どう変えていくのか。進化するのか、迷いの森に入り込むのか。大事な大事なオフです。
ジェンキンスさんは、管理人さんが大好きなニックナース先生と同じ特殊性を持ったHCっぽいですね。
一般人には分からない独自の選手基準と活用法がある、天才HC。
しかしながら、NBAトップクラスの能力を持つ選手とは折り合わせが悪い…という。
NBAは「強い人をより強く活かす」ことが好まれる(フロントもファンも。もっというと文化的に)と思うので、欧州や日本のように「弱点を消して柔軟に相手に合わせる」のは支持されにくいのかな…とも。
なので、今回のイーサロさんも、もしかしたら…。
モラントを上手く使い、無事NBAのHCに成って、勝ちまくることを祈っております。
別にもうプレイインでウォーリアーズに負けた時点で、POに行っても1回戦でサンダーに負けることは分かっていたので、PO敗退は別に良いのですが、オフはもうよくわからなくなってしまいましたね。今まではタイラージェンキンスいるし、ドラフトで誰を取ったってそこそこ戦力にするでしょ、って感じだったので、フロントがなにをしたって(イディを9位で取ったって)別によかったのですが、おっしゃる通りJJJの扱い含めて、大事なオフになりそうです。
モラントがMVPになって、やっと戦えそうというのがつらいところ・・・イディをそこまで信じるのか?
やっぱJJJでサボニス取りますか。ベインとサボニスなら、モラント怪我してもなんとかなるでしょう。
コンリー、ランドルフ、トニーアレン、ガソル時代のグリズリーズは逆に上位食いをするけど取りこぼすチームだったのがおもろいですねw