さようならブルズ’25

昨シーズンと全く同じ成績でフィニッシュしたブルズ。ちなみに2年前は40勝なので3年続けて同じといっても過言ではありません。見事なまでの安定っぷりですが、内容はまるっきり異なるシーズンでした。

ブルズは3Pを中心にしたハイペースバスケに生まれ変わり、トランジションアタックが特徴のチームになったのです。同じHCなのに、ここまで異なる戦術になるもんかね。

さらに奇妙なのはハイペースの3Pバスケに移行したことで、オフェンスが落ちて、ディフェンスが上がったのです。意味が分かりませんが、内容は変わっても結果が変わらないというのは勝敗だけでなかったという事か。

リーグ全体がアシスト増に動いていることもありますが、個人技アタック中心だった昨シーズンまでから、パッシングからのシューティングが特徴になってきたのが今シーズンでした。なんでもう、こんなに変われるのか。

ただ、これらの変化は楽しいものでした。固定メンバーで閉塞感があった昨シーズンまでと違い、ベンチから登場する気合と根性だけでプレーしているような若手まで一定の活躍を見せてくれたし、”粗削り”なのに昨シーズンと同じ成績なのだから。

何よりデローザンとラビーンがいなくなったのに同じ成績なわけです。これまでブルズが大事にしてきた中期プランには何の意味があったのか。トレードでエースクラスの対価を得たわけでもないのに、2人のエースがいなくなっても成績は同じなんだぜ。

ギディとブゼリスが加わったくらいの変化だったのに、大きく変わった今シーズンのブルズ。少なくとも昨シーズンまでよりも前を向ける39勝でした。

さようならブルズ’25” への2件のフィードバック

  1. シカゴが大きく動けるとは思えないので、ギディにお金を使ってドノヴァン続行なんだろうなぁと思ってます

    ドラフトで当たり引くまでは、変わらないんでしょうねぇ

  2. ゴールラインをどこに設定するかでスタートラインも変わるのがNBAだからブルズは難しい判断を強いられるな
    イーストは特にこの判断を放棄してグダグダやってるチーム多いし、ブルズはどうすんだろう

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