◎ジョシュ・ギディを信じられるのか
オフになってブルズが直面する最大の課題はギディとの契約延長です。ルーキー契約が終わりRFAなので残したければ残せるのは間違いない。
素晴らしいルーキーシーズンを過ごしたギディは、そのまんまルーキー時の素晴らしさからアップグレードされてこなかったのが悩みでした。今シーズンもブルズに来たけど、やっぱり課題を持ったままでした。
ところがシーズン後半になるにつれて改善していくと、なんとオールスター以降はリーグで5番目の総合スタッツを残します。上にいるのはヨキッチ、SGA、ヤニス、ドンチッチの怪物軍団だけっていうね。
〇オールスター以降のギディ
得点 21.2
FG 50.0%
3P 45.7%
リバウンド 10.7
アシスト 9.3
スティール 1.3
アベレージでニア・トリプルダブルとなっており、課題だったシューティングで劇的な改善を見せました。得点力があるからアシストも堅調になっており、ドライブアタックからの展開も増えてきました。
ミラクルなブザービーターで勝利を演出した試合もあり、スーパースターへの道が拓かれ始めたシーズンとなりました。
そんな中で迎える契約更新なので、マックスレベルを要求してもおかしくありません。しかし、そこまでギディを信じていいのかフロントは悩むはず・・・でも、試合に出ていないロンゾと契約するくらいなんだからギディはマックスでいいだろ・・・。
プレーメイクはもちろん、リバウンドでもキーマンとなり、そこそこマルチなギディがいるから成立する戦術でもありました。ただ、だからこそギディとは再契約せず、残り1年のホワイトを売り出すことが出来れば、来シーズンは明確にタンクできるという事情もあります。
ギディはチームの未来を託すに足りる人材なのか
それとも未知の大物ルーキーに期待すべきなのか
行くも地獄、行かぬも地獄。新たなスター候補をドラフトするためにタンクとなれば短くても3年は必要。それよりも現行メンバーで3年間勝負したくなるし、どこかでFAやトレードに動けば・・・っていうほど、ブルズって人気ないよね。トレードも上手くないし。
もしもギディを信じるとして、周囲にはシュート力とハードワークを揃えたいわけですが、この基準だとガードばかり揃えてしまうのが近年のブルズクオリティ。あとインテリジェンスが足りない選手を揃えがち。フィジカルに守れてこそトランジションの良さも出るわけですが、守れるようで守れないような選手も多いしなー。どうすればいいんだろ。
ということで、ギディ中心にするにしてもロスターをアップデートしないといけないんだよね。じゃあ、タンクしても同じ気もしてくるし・・・
シカゴが大きく動けるとは思えないので、ギディにお金を使ってドノヴァン続行なんだろうなぁと思ってます
ドラフトで当たり引くまでは、変わらないんでしょうねぇ
ゴールラインをどこに設定するかでスタートラインも変わるのがNBAだからブルズは難しい判断を強いられるな
イーストは特にこの判断を放棄してグダグダやってるチーム多いし、ブルズはどうすんだろう