さようならスパーズ’25

いろいろとあった24-25シーズン。ファンとしては不満かもしれないけど、総合的には前に進めた1年だと思うし、前に進めたからこそ物足りない部分がハッキリした1年だった気もします。

◎ウェンビーという気難しさ

「エイリアン」と評される異次元のプレーをみせるウェンビーですが、エイリアンだからこそ

という難しさに溢れている選手であり、1年目は個人技で仕掛けてイージーに止められるとか、展開にならないとか、何より『周囲が何をすればいいのかわからない』ことが頻繁に起きていました。

またセンターをやらせるにはインサイドで弱く、ウイングをやらせるにはシュート力不足なのが苦しいというポジション問題もありました。これもウェンビーのポジションということよりも、ウェンビーのポジションがどこか微妙だから周りにどのポジションの選手を置くべきかがわからないという問題でもありました。

ウェンビーのチームに必要なロスターとは?

ウェンビーが定まらないからこそ、ウェンビーの周りも定められないわけでした。線が細いのでフィジカルなプレーを繰り返せばケガに繋がる怖さもあったので、いろんな意味で難しかったぜ。まぁ最終的にはケガじゃなくて離脱してしまったんだけどさ。

しかし、早くもシューティングの改善が見られたため、オフェンスではウイング、ディフェンスではセンターという形で整理出来てきました。また、問題だった個人技アタックは大きく減り、アシストを受けてのフィニッシュがメインになってきたわけです。

まぁほぼビッグマンシューターになったってことなので、全てがポジティブなわけではありませんが、シュートが安定したからプレーメイク担当との区別はちゃんとついたぜ。その一方でチームとして課題になったのは

クリス・ポールとハリソン・バーンズが加わったことで、なんとなく安定はしたし、ウェンビーがフィニッシャーとして絡みやすくなった。でも、ペイント内の問題が大きく出てきたわけです。

そこに降ってわいたように登場したフォックスのトレードと、ドラフトで手に入れたキャッスルがハマってくれました。ソーハンは置いといて、ウェンビー・フォックス・キャッスルの3人で中外を多用に攻めることが出来そうなのは、チームのコアとして可能性を感じられる組み合わせです。

ウェンビーのスクリーンスキルとか、キャッスルのシューティングとか、課題はまだまだあるけれど、昨シーズンにチーム戦術もエイリアンしていたのに比べると、ウェンビーをどう使って、周囲にどんな選手がいるのかは非常にわかりやすくなったぜ。

スピードドライブするフォックスと、ストレッチビッグとして機能するウェンビー。ここを中心にしながら、セカンドガードとしてキャッスルが攻守に躍動し、それぞれのポジションチェンジも頻繁に起こるならば、良いトリオになりそうです。

さようならスパーズ’25” への3件のフィードバック

  1. 記事感謝です!ウェンビーがいる時の部分は進んだ感じがしますが、いない時間帯は維持どころか後退したように思えます。そこはフォックスで持たせるのか、なにか形を作るのかは今後に向けて大事な課題だと思います。ミッチは記事内の①②③の役割をソーハンをセンターにしてやりたかったのかな?っと見て思いましたが、悪い流れに耐えれずウェンビーをすぐ戻したりしてたのが印象悪いですね。今後の課題を解消するにもロスター整理よりHCの選抜を先にして欲しいのがファンとしての願いです

  2. ブログ楽しみにしてました!

    フォックスとクリスポールとヴァッセルを並べるミッチジョンソンはほんとに続投だけは勘弁です。降って湧いたタイラージェンキンスに全振りしたいとこですが、御大が帰ってくるとなるとそのチャンスも難しいですねー、、

    とりあえずは理論上はうまくいくはずのウェンビー・フォックス・キャッスルの来年に期待大です!

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