8連勝のピストンズ

8連勝なんてキャブスに比べれば大したことないわけですが、ピストンズにとっては一大事。なんせ2008年以来のことらしい。それ以上に昨シーズンは連敗記録を作ったチームが、17年ぶりの連勝記録なんだからビッカースタッフ様様であり、カニングハム様様。

では、この8連勝がどんな8連勝だったのか、スタッツについて振り返ってみましょう

8連勝の最大の要因は「9人ローテ」です。「元気な方が強い」ってね。
酷すぎた控えPGにシュルーダーがはいったこともあり、30分以上プレーするのはカニングハムとトバイアスの2人だけになりました。そこは非常に大きい。

一方で、これだけの連勝をしていながら20点以上がカニングハムとビーズリーの2人しかいません。戦力的には怪しいチームなわけですが、そこをプレータイムシェアで補っている構図がハッキリしています。なぜハーダウェイがこんなに試合に出ているのか等、不思議な点もあるのですが、形としてはわかりやすい。

また、アシスト面ではカニングハムはもちろんですが、デューレンとアサーが4アシスト以上しており、シュルーダーと合わせてアシスト役が機能している構図です。デューレンがボールはこぶの好きで不安なハンドリングもあるのですが、万能性を見せているということにしておこう。

そしてアシストから2Pが効率よく決まっていることがわかります。3Pが好調なのはカニングハム・トバイアス・ビーズリーの3人で、そのうち「好調」といえる数字なのはビーズリーくらいです。これに対して2Pはカニングハム、トバイアス、デューレン、アサーが好調。結果、TSは6人が60%を超えています。・・・3人が50%を下回っているのもどうかと思うけどさ。

万能なカニングハムとトバイアス以外は役割分担がはっきりと出ているということです。この中ではアサーが「役割を見つけた」ってことなんだけどさ。ある意味では対策が取りやすいはずの役割分担なのに、対策を取れない対戦相手が多かったことと、対策を取らせないカニングハムがいたってのが重要なんでしょうね。

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