オコギー ⇔ リチャーズ

今シーズンは課題の3Pがビックリするほど決まっているオコギー。しかしプレータイムは短く、25試合しか出ていません。ディフェンダーでありハッスル要員としてモンティ時代には重宝され、昨シーズンはプレーオフでチームが追い込まれてから起用されるとフィジカルファイトで流れをもたらしてくれましたが、今シーズンはライアン・ダンに立場を奪われています。

ということで、もうトレードしても惜しくなかったってことですが、サンズの今の成績とブーデンのバックス時代を考えると、本当にそれでいいのか疑問もあります。まぁそこんところはヌルキッチ問題の方がデカかったってことでおしまいなんだろうね。

さて、ホーネッツ側からするとニック・リチャーズで指名権を複数ゲットしたわけでもないのに、ポジションの異なる選手のトレードに応じたことになります。ある程度はオコギーを起用する前提でのトレードでなければ意味がないので、戦力としての期待なのでしょう。

ホーネッツのセンターはディアベテという特殊要因を除けば、マーク・ウィリアムスとリチャーズの2人体制となっており、ケガの多いセンター1人だけを残した形です。ここからもう1歩動くのかもしれませんが、現時点ではなかなか奇妙というかなんというか。

ブランドン・ミラー
マイルズ・ブリッジス
コディ・マーティン
ジョシュ・グリーン
グラント・ウィリアムス
サルーン

ホーネッツはウイング収集をしており、それもフィジカルに戦えるタイプが優先されています。ここにオコギーも加わるわけでして、更にフィジカルなウイング構成だし、ディフェンス面を強く意識したようなロスター構成です。走れるのはもちろん、フィジカルにも対応し、個人でマルチに守れそうなウイングを揃えていき、センターの層は薄い

チャールズ・リーはラメロとミラーに打たせるためのオフェンスを構築し、周囲にハードワークを求めているため、この方向性も納得ではありますが、一時期のセンターを集めていたところからのUターン戦略はホーネッツらしいというか、クリフォードにHCさせたのはどんな意図だったのか。

チームの方向性としてオコギーはあっていますが、上記の通りスタッツ的に考えればセンターのリチャーズを捨ててまで獲得する理由はわからなくなります。ということはチャールズ・リーはリチャーズのディフェンス面に納得がいかなかったのではないかと疑ってしまう。

平面で強く守ってカウンターも発動し、トランジションで違いをつけたい。3Pオフェンスもしたい。バックスとセルツでACをやってきたリーなので、なんとなくそういう方向にも見えます。実際、ディアベテやタージ・ギブソンをセンターにした方が戦術的にはいい感じだしね。じゃあマーク・ウィリアムスはなんなんだ、ともなるんだけどさ。

今年のドラフトでクーパー・フラッグやベイリーを狙っていることの現れかもしれませんが、わき役陣のトレードに過ぎないといえども、ホーネッツの方向性が気になってくるトレードでした。

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