ブルズの今昔

◎ギディ

ところでギディがどれくらい影響を与えているんでしょうね。これまた例によってギディ本人の成功率が低くて足を引っ張るから、いろいろと難しいけどね。

ギディ本人はサンダー時代と大差ありません。リバウンドが増えていますが、2年前は7.9本も取っていたし、周囲とのかみ合わせな感じ。アシストも2年前は6.2ありました。そう考えると昨シーズンはギディの特徴が不要になってきたシーズンだったね。

ギディのパスからは、中でも外でも最も多くのFGが生まれ、最も確率良く決まっています。PG不足がもたらしたブルズの問題点であり、そこをデローザンに頼っていたことが間違いだっただけかもしれません。ロンゾがケガしまくるのが悪いのかもね。

あるいは自分でフィニッシュまで持っていくのが好きな選手が多い中で、プレーメイク担当がわかりやすいこともチームを機能させているかもしれません。みんながアグレッシブに打っていいかわりにギディから始まるプレーを増やす事。

そんなギディは3Pだけでなく、ゴール下での得点力を上げる必要があります。同時にそこがブルズの課題でもあります。

トランジションの多いチームなのでゴール下まで攻め込めていますが、成功率が致命的に低くなっています。3P戦術が機能している割には得点力が上がらないのは、ストレッチさせているはずが楽なインサイドになっていない事にあります。

何より自分たちが決めきれない関係で、カウンターを食らう機会も多いため、ペイント内失点が酷いことになっています。「オフェンスのチーム」であることはポジティブに見てあげていいのだけどね。

これだと多少なりとも3Pを捨ててゴール下を固めた方が勝率は上がりそうです。いくらなんでも酷すぎるディフェンスだ。とはいえ、トランジションが多い以上は中を固めるとか関係ないかもしれないしさ。うーん。

ディフェンスについては今に始まったことではないものの、ギディとロンゾというリバウンドに強いガードが加わったことで、従来の弱点はある程度解消され始めました。でも今度はハイペースがゆえのディフェンス問題にぶつかっています。

ブルズの今昔” への2件のフィードバック

  1. 去年はラビーンのあぶなっかしいハンドラープレーを見るのがかなりしんどかったのですが、今年はシンプルなプレーチョイスがハマってるんですね。
    SAS時代も一時的にハイペースなバスケをやった時、デローザンが意外とハマっていた記憶がありますし、ドノバンにこの判断を昨年の時点で下して欲しかったなぁと思います。

  2. ギディロンゾラヴィーンの組み合わせが楽しくてたまに見ると、その度にパトリックウィリアムズがだめな時の八村みたいなプレイをし続けているのが気になってしまう。

    ギディーをなるべく安く延長+ブゼリスに期待しつつ再建モードが無難に見えますが、CHIはタンクしない方針ぽいのかな。

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