◎相違点
さて、前述のインタビューでバトラーは「トレード要求」はしていません。ただ、チームが求めることと自分がやりたいことに違いがあり、その違いは「ヒートにいる限り埋まらない」ということです。
ある意味でこれは「俺がやりたいことをやらせろ」というプレッシャーをかけているともいえます。なんせバトラーが自分から発言したわけではなく、トレードの噂があった中で
記者の質問「ヒートで実現できると思う?」
に対して「多分、無理」と答えただけです。スポルストラへの要求という捉え方もできるわけです。
一方でインタビューではスポルストラが求めている仕事についても触れられています。その要求事項はわかりやすくて
・ディフェンス
・プレーメイク
この2点です。問題はディフェンスではなくて「プレーメイクでは物足りない」ということ。バトラーは試合を決める得点を取りたいという意思を示しているのですが、それは4Qに出番がなかったことへの不満かもしれないし、コーナー待機が多くて、自分からのアクションするプレーを作ってもらえないからでもあります。
でも、ちょっと奇妙なのはプレーメイクをしてほしいならばバトラーがボールを持つ機会は多いはず。コーナー待機にはならないじゃん。ペイサーズ戦ではアデバヨのキックアウトからコーナー3Pを決めたように、要求されたポジショニングをしているけれど、シューター役をバトラーにやらせる意味なんて皆無なので、どうもスポルストラの要求とバトラーのやっていることに相違が出ています。
トレード検討の噂も含めてコミュニケーションが上手くいってないってことだ。同時にヒートが抱えている戦術的課題でもあって、ヒーローを活かしたい形とバトラーを活かしたい形が合わない気がする。ただし、この点はPG不足っていう事情もあるのでとっても難しい。なお、バトラーのスタイルだとPGが機能しないってのも事実なので、そういうのもジレンマ。
〇タッチ数
昨シーズン 61.0
この2試合 41.0
〇ドライブ数
昨シーズン 11.0
この2試合 1.0
タッチ数は昨シーズンより20少なく、ドライブはしなくて良い状態でした。まぁそりゃあ不満をためるよね。言い換えれば、もっとバトラーにボール渡して、ドライブさせれば解決するじゃん。
解決しないのは「ヒーロー中心のオフェンス」であること。バトラーはヒートでベストなプレイヤーかもしれないけど、いつまでもベストではいられないし、いてもらっても困る。
バトラー中心なのか、ヒーロー中心なのか。どちらが良いかはわからないけど、少なくともどちらかを選ばなければ中途半端なままで終わってしまうというチーム状況への焦りがあるんじゃないかな。
「オレたちはトップチーム」というプライド
今すぐにそんなものは捨てて欲しいもんです
ヒートカルチャーってのは組織作りの1本柱として確かに良い結果(2度のファイナル進出)をもたらしたと思います、それは間違いなかったハズです
ただそのヒートカルチャーって名前の1本柱は
小銭稼ぎにしか興味のないオーナー
プライドと口だけは立派な球団社長
イエスマンしか居ない球団内部
いつまでもスモール一辺倒のHC
完全に腐り切りました
もう十分なので、腐った柱と腐った柱で支えてたボロ屋を更地にして、もう終わりにしてくれと切に願うばかりです
以上ヒートファンからでした