カニングハムナイズver2024

◎課題

カニングハムが強引にでも突破していたシーズン序盤から、アウトサイドへ上手く展開するようになっている現在ですが、ここの進化を大いにポジティブな要素としてみていられる反面で、前述のとおりカニングハム自身のインサイドフィニッシュは依然として課題だし、チームとしても同様です。

ペイント内得点は増えたものの、その理由は速攻増なので中外両面での改善とまでは辿り着いていません。特にゴール下アテンプトを増やせないと、せっかくのストレッチしている状況が単なる3Pオフェンスになってしまいます。

カニングハムに次ぐペイント内得点を記録していたアイビーが離脱となれば更に苦しくなります。また、そこにはデューレンがロールマンプレーを十分にこなせていないという問題もあり、ロールマンプレー1.4回はリーグ46位とスターターセンターとしては少なすぎます。

リングへダイブする際にフリーになっていればパスは出てくるのですが、キャッチからシュートに時間がかかるのと、そもそもフィニッシュに行くパターンが少ないので手間取りすぎです。

2年前はノービッグにした方が上手くいっていましたが、デューレンがもっとゴール下での強さを見せてくれないとストレッチビッグを連れてきた方が良いという結論になります。スチュワートの押し込みには期待できないので、セカンドユニットはそうせざるえなそうだしな。スチュワートとジョン・コリンズのトレードとかできないかなー。

3Pの部分はシューター役のベテランが多かったこともあり、早々にポジショニングとタイミングが改善しましたが、カニングハム、アイビー、デューレンとペイントを攻めるメンバーは個人が成長しなければいけません。これもデューレンよりもカニングハムの方が進化のスピードが速くて解決してしまったらモンスターへと進めるんだけどね。

また、アーサーとホランドというドラフト5位コンビは自分が何をするべきなのかが不透明ですし、それ以上に2人並べてしまうとノンシューターすぎて足を引っ張ってしまいます。この2人にどこまで期待すればいいのか。特にホランドはディフェンス面も課題を抱えているので、マジでどうしよか。

最近はアーメンがロケッツでエンドライン合わせと控えハンドラーとして役割を見つけていますが、そういうことをアーサーが見つけることが出来るのか。こちらはアイビー離脱中にハンドラーとしての実績を積み上げることが必要です。少なくとも戦術的にどうにかしてくれる匂いはしないので、自分から積極的にアタックすべきなんだけど遠慮がちだからなー。

結局のところ、カニングハムと並び立つ選手が圧倒的に足りていません。みんなが中途半端になっており、オールスタークラスまで伸びる選手がいるのかどうか。スクリナーからのシューターやれて、25点くらい稼げそうなMPJを連れてくるとか、どこかで手を打たないと永遠の若手チームとして過ごしてしまいます。ベテランシューター揃えたってことは、カニングハムにはシューターをつけたいってことだしな。

いずれにしてもカニングハムナイズされてきたことで、オフェンスがスムーズになってきたピストンズ。この次の一手はフィジカルにゴール下でねじ込む回数を増やすことです。誰がその役割を担うのかという競争原理が機能すれば面白いのですが。

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