◎シューティング
では、そのシューティングがどのように変化しているのかを見ていきましょう。
〇キャッチ&3Pアテンプト
~11月 24.9本
12月~ 27.9本
〇ワイドオープン3P
~11月 26.7本
12月~ 18.6本
チームとして崩した形での3Pが増えました。ワイドオープンの成功率も4%くらいあがっていますが、総じてパスからの3Pというプレーがスムーズになっています。3Pチームになって正解なのかはわかりませんが、パスキャッチから迷いなく3Pを打つようになったのは「パスが出てくるはず」というチーム全体の共通理解が進んだからです。
〇カニングハムのパスから3P
~11月 10.2本 38.8%
12月~ 11.4本 45.6%
そしてカニングハムのパスから3Pアテンプトが増え、それも成功率がグッとあがっています。ただし、ビーズリー、ハーダウェイ、トバイアスが高確率で決めているという事情もあるので、信用しすぎてはいけない数字です。いずれにしてもベテランシュート担当との連携が向上しています。若手じゃないから早くアジャストできているともいえる。
〇ポテンシャルアシスト
~11月 14.9
12月~ 18.8
カニングハムのパスから「1ドリブル以内にシュート」にいけた回数です。気が付けばヤング、ヨキッチに次ぐリーグ3位にあがってきました。アシストが多いのだから当然ではありますが、それ以上に12月になって増加していることがわかります。
〇カニングハムのドライブからのプレー
回数 17.2 ⇒ 16.7
得点 11.3 ⇒ 9.3
FG 50・6 ⇒ 47.7
パス数 5.3 ⇒ 6.3
アシスト1.2 ⇒ 2.6
TO 1.3 ⇒ 1.0
そしてカニングハムがドライブしてのパスは1本増えましたが、アシストは1.4も増えており、ドライブキックアウトの展開が上手く機能していることがわかります。加えてターンオーバーも減っており、オートマティックなチームオフェンスが作られ始めています。
こうしてピストンズのシューティングはチームオフェンスとしての機能性が生まれています。苦しそうな中でシュートまでいっていたカニングハムの姿は減り、プレーメイカーとしての立ち位置を強くしています。カニングハムナイズ。