アトキンソンは何を変えたのか

スタッツから拾い上げるキャブスの変化1つ目はポジショニングの変化と、ドライブアタックの効果UPでした。それはキャブスが元々抱えていた窮屈さの解消なので、アトキンソン以外でも実現できた気がします。

ただ、ハンドラー側ではNBAで生き残れないと思われていたタイ・ジェロームにやらせてしまったこと。そして中外のバランスをとるのに「ポジション固定」というイージーな方法ではなく「流動性の向上」というむずかしい手法で実現したのがアトキンソンらしさともいえます。

過密日程のシーズン序盤だったため、プレータイムシェアが効いたのはわかりやすい成功要因でしたが、コート上でもプレーエリアシェアが実行されたわけです。なんでこれを開幕から実現できるのかはアトキンソンマジックとしか言いようがありません。

ハンドラーの重要性が高いのがアトキンソン戦術ですが、ディンウィディやジェロームのようにどこでも輝くタイプではないハンドラーが活躍するのだから、必ずしも能力の高いハンドラーを求めているわけではない。

ディアンジェロのように選択肢が多い中で本領を発揮するPGこそが真骨頂なんだけど、フィニッシュスキルの高さでジェロームが目立つのだから、必ずしもパサータイプである必要もない。なかなかに伏木だぜ。

アトキンソンは何を変えたのか” への1件のフィードバック

  1. アトキンソン・ネッツファンブログによるアトキンソン評うれしいです!
    アトキンソンと言えば、RHJやクルッツみたいなタイプを駆使する印象が深かったのですが、キャブスでは見出されたのがジェロームというのが趣深いですね。

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