◎ハッスルアシスト
ではラメロからホーネッツのスタッツへと視点を変更してみましょう。ラメロが打ちまくるようになったのはわかったし、それがオープンの状況を作れていることもわかりました。チームとして何が変わって、今の状況が生まれたのか。
〇アシスト
24.8(26位) ⇒ 22.9(28位)
ボレゴ時代(といっても3年前)は28.1でリーグトップだったアシスト数はクリフォードになって激減しました。あまりにもデカすぎる変化でしたが、リーになってさらに減るというミラクルが起きています。しかも「ラメロへのアシスト」は2.7から3.8へと増えており、エース中心に打たせる形が強まったことによるアシスト減です。
〇スクリーンアシストポイント
23.3(3位) ⇒ 25.5(2位)
一方でスクリーンを使った得点は増加しました。去年までも多かったのに、さらに増えたことでハンドラーを楽にしてシュートを打たせる形が出来ています。
〇オフェンスファール
45回(1位) うちチャージング6回
今シーズンからターンオーバーのスタッツも集計されるようになっていますが、オフェンスファールの回数はホーネッツがトップになっており、試合を見ていてもイリーガルスクリーンの多さに辟易してきます。それだけスクリーンに熱心という事でもあって、ハードワーカーたちの仕事も設定されています。
また、スクリーンの部分ではミラーがラメロにスクリーンに行くことで、シューターの2メンゲームも積極的に取り込まれています。
〇ピック&ロールハンドラー
21.0点 ⇒ 23.1点
〇オフボールスクリーン
5.5点 ⇒ 5.8点
それぞれ微増ではありますが、ビッグマンたちがケガで離脱していながらも、スクリーンを使った得点は着実に増えています。これにより3Pアテンプトはリーグ2位の本数になりました。
〇3Pアテンプト
34.0 ⇒ 44.5
〇オフェンスリバウンド
9.3 ⇒ 13.1
3Pアテンプトを10本以上増やしたわけですが、合わせてオフェンスリバウンドを4本近く増やしており、チーム設計としても悪くありません。ハードワーカーたちにはしっかりとリバウンドに絡むことも求めれており、ラメロが得点を取りまくる反面で周囲にも役割が与えられています。タージ・ギブソンがプレータイムを与えられている理由もわからなくはない。
ハードワークを徹底されたロールプレイヤーたち
マイルズ・ブリッジス、ジョシュ・グリーン、サルーン、コディなどの働くウイングに、ニック・リチャーズとディアバテのハッスルはラメロとミラーが点を取る中でハードワークで支えることになります。パスリターンも早く、チームとしてハンドラーへの期待値を高めているわけだ。
この形はどこかで見覚えがあるわけです。エースが3P乱打してハイスコア、周りはハードワークでエースを助けていく・・・ハーデンロケッツじゃん。36.1点も奪っていたハーデンと仲間たちの18-19シーズンっぽいぜ。でもラメロはまだ36点になっていないからさ。
この当時のハーデンはTS60%を超え続けており、3Pとファールドローの上手さにアシスト力も重なって、ハーデンを輝かせることがチームを効率的にしていました。果たしてラメロはそのレベルまで個人能力を上げられるのかどうか。MVPクラスと信じているようなホーネッツの方向性です。
正直、今の形では勝てる気がしない。ただ、ラメロを本当のスターに成長させるには必要なルートなのかもしれない。現時点では完成することはなさそうな戦術なのですが、ラメロがプレーレベルを上げていかなければどっちにしても優勝なんて見えてこないしね。
そんなわけでラメロ仕様になっているホーネッツの戦術。次回は問題点を中心に見ていきましょう。