ジャズvsブルズ

2年前に再建に踏み切ったとき、ウェンビーチャレンジをしなかったジャズ。それが再建3年目でクーパー・フラッグチャレンジをしているかのように6連敗スタートです。スターターには3年目ケスラー、2年目キヨンテ・ジョージ、ルーキーのコディとフィリポフスキーが並びます。もう1人はセクストン。

対するはブゼリスを起用してくれないブルズ。使えや。
使えっていうか、ブゼリスを使って経験を積ませつつ、クーパー・フラッグチャレンジすべきなのですが、ギディを獲得した中で現ロスターで全力を尽くしたい様子です。

そのギディが加わったことで、なんとリバウンドでリーグトップにいるブルズ。8.0リバウンドのギディだけでなく、全員でリバウンドをとっています。なお、リバウンドとアシストでチームを引っ張り、得点はそこそこ・・・ってのは正にロンゾに求めていた役割であり、実はブルズってもともとがこういう想定なんだよね。

本日はラビーンもマルカネンもいません。なんでこの試合を見ているんだって感じですが、本当はそっちの方が正しい姿なのも切ない。もっと勝つか、しっかり負けるか、どっちかにしないといけないNBAの不思議さ。

どっちも新鮮な気持ちでじっくりとオフェンスを見ようと思ったのですが、どっちも似たような感じでアグレッシブに打っていくので、なんともいえなくなりました。でも、やっぱりジャズの方が整理されているよね。

◎3ウイングビッグ

ジャズはフィリポフスキーが良い働きをして始まります。ビッグとしては難しいだろうと思ったタレントですが、ウイングとしてプレーしているのでシューティングとドライブが効きました。まぁ序盤なのでそれくらい。

そしてジョン・コリンズが出てきたあたりからジャズの方が明らかに戦術が整備されているのがわかるようになります。2人のガードとケスラーがハンドオフとパスでポジションチェンジしていき、そこでスペースが空くとウイングからコリンズが絡んでアタックしていきます。うん、この時点で3ウイングビッグというよりも1ビッグです。

フィリポフスキーはジャズの3ウイングビッグだからこそウイングとしての良さを出し、だけどケスラーがいるから1ビッグでもある。これって戦術的には「わかりにくい」のですが、それを2シーズン続けてきたからバランスをとれると思うんだよね。整備してきたことはムダじゃない。

基本的にはトランジションを仕掛け、全員で走り、アドバンテージが作れたマッチアップで攻めていくのがジャズ。そこにポジションチェンジを絡ませるハーフコートオフェンスも始まるんだけど、境目がないからすごいんだよね。

で、ケスラーが下がると更にポジションが流動的に変化していきます。ウイングビッグって要するに動ける選手を並べたいってことだから、次々に展開されていくのはファンキー。でも、オフェンスルールはわからない。これで上手くいくんだからすげーな。

ってなわけでオフェンス好調のジャズ。言い換えるとブルズのディフェンスがマンマークのところでプレッシャーをかけて止めることが出来ておらず、ポジションチェンジとパス交換が自由にできています。

ジャズvsブルズ” への3件のフィードバック

  1. マルカネン、フォンテッキオ(もういないけど)を中心としたウイングビックが得点することに重きを置くことと、自分が得点することを優先して組み立ててそうなキヨンテ君をスタメンPGとして起用するのは合ってないような気がします。(抽象的ですみません)
    あとタイラーヘンドリクスが負傷離脱したのがイタイ。

    1. そこは昨シーズンはじめからの大きな疑問ですし、セクストン、クラークソン、THTとジャズのガードチョイスは微妙ですね。

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