良い感じの開幕となったレイカーズ。その要因は得点ランクトップにいるAD。ADの点の取り方というかポジショニングがハッキリと変化したことを感じるわけですが、こんな質問も来ています。
実際の数値とかは分かりませんが、今シーズンのADさんはリム周りのフローターが当人比でめちゃくちゃ決まってる気がします というか去年までは無限にポロポロしてたイメージあります
これをスタッツでみてみると、意外な数字が並ぶかもしれません。
〇エリア別FG
5フィート以内
71.9% ⇒ 71.0%
8フィート以内
65.7% ⇒ 65.8%
フックショット
49.1% ⇒ 33.3%
「リム周りのフローター」に限定したら話は変わってくるかもしれませんが、「リム周り」に関しては成功率に差はないってことになります。ADのシュートが良く決まっていると感じているかもしれませんが、現実は「気のせい」ってことです。それは言い換えれば
ADの基本能力に変化はないが、効果的な使い方が出来ている
ということでもあります。どうみても調子が良いけれど、それはシュートが好調なわけではない。実際、上記のシュートについて成功率ではなく、アテンプト数を見ると違いは明らかです。
〇エリア別FG
5フィート以内
8.5 ⇒ 10.3
8フィート以内
10.6 ⇒ 12.7
フックショット
1.5 ⇒ 1.0
つまりADはリング周りでのフィニッシュ本数が増えました。その上で苦手なフックの本数が減っています。ADが得意なゾーンでシュートが打てるようなオフェンスに変化しているわけです。だからこそ印象として「リム周りのフローター」が良く決まっていると抱いても不思議ではありません。実際に本数は増えているのだから。
ところで今回は「続けるのか」を題名にしていますが、ADの良くないところはこれだけリム周りのフィニッシュを増やして効率的になっているのに、おまけでリムから離れた位置のアテンプトが減っていないことです。そのうちリムから離れた位置でもらいたがるんじゃないかっていうね。
サンズ戦では1試合目で圧倒し、2試合目も前半に圧倒。そしたらプラムリーが嫌がらせのようにハーフラインからプレッシャーをかけたり、ボールを持っていなくてもフィジカルコンタクトを増やしたりしてきたところ、後半はリム周辺のフィニッシュが減りました。戦術的には変化したけど、性格的に変化したわけじゃないよ。
この記事だけでADのポジションはセンターが一番適してるけどやりたがらないのを説明してるように感じました
レブロンのアテンプトやUSG%の低下に注目してしまっていて、肝心のボールが集まっているADの変化をあまり見てなかったので面白かったです。たしかに今のところミドルの印象があまりない。
ADが活躍することでレブロンも楽になるはずですが、そこまでの機能性はまだ作れてないですね。
あとオリンピックからの流れでADが今の感じになってる気もします
確かD-loのパスはジャレット・アレンなどの「センターに対して効果的」みたいな数字が過去の記事で拝読したような記憶もうっすらと。
いいPGだと思うんですけど、あちこちで「D-loはプレーオフの強度に耐えきれない。PGは補強ポイントだ」「DFも穴だ」という声があり、残念です。ADの記事なのに関係ないとこですみません笑(いつか彼についての良い記事をお願いします!)
ADは、やっぱり自分でCとPFをハイブリッドにした動きを実践していってるんだろうなあ、というイメージです。見ている側は「そんだけ走ったら足壊れそう」とヒヤヒヤしますが…笑
そもそもディアンジェロとリーブス並べる時点でディフェンス捨ててる気がしちゃいます。それをADがむりくりカバーしてました。そこからオフェンスへのエネルギーはなかったんだろうなー。
今シーズンはディフェンス仕事が減ってオフェンス好調だったりするので、目立ってるけど仕事量は変わってないかも