レイカーズvsサンズ

◎AD

レイカーズは3連勝を証明するかのようにレブロンに頼ることなくオフェンスを組み立てていきます。特に改善しているのがADのポジショニング。トップ近辺でのプレーメークに絡む機会がグッと減り、ペイント内でパスを引き出す動きを増やしました。特に攻守の切り替えにおいてヌルキッチを置き去りにしてゴール下合わせが秀逸。

シンプルに負けているヌルキッチですが、そもそもゴール下でADがノーマークが多すぎ。ADもボールウォッチャーになって中途半端な位置でボールを貰い、ミドルやフローターを打っていると怖くないんだけど、ゴール下に飛び込ませたらどうにもならん。オリンピックが良い刺激になったのか、ポジショニングの良さで圧倒していきます。

1Qに大きなリードを得たレイカーズですが、案の定ADがいなくなると反撃されます。特にライアン・ダンにドライブを食らうなど急にインサイドが間に合わなくなったぞ。もちろん、オフェンスでもインサイドの脅威が減ったからかアウトサイドにプレッシャーをかけられてちょっと困っていく。まぁ想定の範囲内の困り方なので気にするほどではない。

そしてADが戻ってくるとペイント内でシュートを打てないサンズになります。わかりやすすぎるだろサンズ。

「ADにおんぶにだっこ」ってわけじゃないけど、「いるといないでは大きく違う」レイカーズ。それは否定するようなものではないし、ADがいればレブロンいなくても機能しているのでポジティブに見ていいと思うぜ。レブロンとADの両方がいないとダメならヤバいけど。

38-34でサンズが4点差にしてADが戻ってきてから4分くらいたっても41-34。ディフェンスのチームへと回帰できるのかレイカーズ。このメンバーで守れているの凄いけど、ちゃんと全体がプレッシャーかけてADの脅威を使えている。昨シーズンはADが働きまくる前提だったもんな。

しかし、どうにも点が取れなくなっていったレイカーズ。ADが押し込むくらいしか点にならず、ビールのドライブやオニールの3Pで少しずつ追い上げられてしまいます。頑張ってディフェンスしていたら疲れちゃった感じでもある。なお、サンズはADにボックス&ワンのゾーンみたいな守り方に変更し、プラムリーがゴール下を固めることにしたのが成功しました。

気が付けばディフェンスの戦いになっていた2Q。サンズが50-48と逆転して前半が終わります。入りは良かったレイカーズだったけどね。ADはすごかったぜ。

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