さようならジャズ’24

ジャズはマルカネンのオン/オフが大きく離れており、マルカネンがいるかどうかで全く別のチームになります。ケスラーやキヨンテといった若手が可能性を感じさせているとはいっても、ケスラーのディフェンス以外はオフコートの方が良い数字が出ており、修行を積ませる必要があります。

この点は、ただただ経験と成長を繰り返すしかないので、気にする必要はないのですが、マルカネンが明確な違いを生み出していることは、チームのタイムラインをどこに設定するのか、という問題が生じます。仮にチームが勝てなくてもマルカネンはジャズから出ていかないとは思うし、今オフにでも大型の契約延長を結ぶ可能性が高いですが、言い換えれば

マルカネン中心のチーム作りをしても勝てるのは先の話
マルカネンはコスパ最強の選手として今が売り時

ジャズのフロントは「わらしべ長者ゲーム」に興じているようにすら見えるのですが、マルカネンに関しては例外扱いしています。それは現在の戦術においてマルカネンがいなくなれば根本から見直す必要が出てくるからであり、コスパ最強なのだから売るならば異様な対価を求めたくなるからでもあります。

マルカネンがいなくなれば戦術は崩壊する
マルカネンを放出すれば全てを捨てて立て直せる

そしてここなんでしょうね。別に今の戦術に拘りはしないでしょうが、今の戦術はマルカネンありきです。いなくなったら全てを忘れられる良さと、全てを忘れて作り直す根性が求められます。別に根性なんて根性でしかないのだから頑張ればいいだけ。

ただ、やっぱり優秀なゲームメイカーは欲しくなるし、ウイングも増やしたくなります。前述の例で言えば今の戦術ならばサイズがあって万能っぽいリサーチャーが魅力的だけど、完全に作り直すならばトピッチを入れてゼロからのスタートが好ましいだろうと。

大量の指名権を手に入れたところで使いきれなければ意味はなく、使い切ることを前提にしていると時間ばかりが過ぎていく。マルカネンの全盛期は5年は続きそうなので、じっくり構えてもいいのですが、5年だと考えれば現段階でコアとなる若手は加入させておきたいもんな。

繰り返しになるけれど、ジャズはウエストトップのチームでありながら解体を選びました。その解体が正しかったといわせるには相応の結果を出すしかありません。今の延長線上に「相応の結果」が見えるのかといえば見えないぜ。

さようならジャズ’24” への2件のフィードバック

  1. 選手を育てて出荷してる印象強いですね〜せっかくフォンテッキオ機能してきたのに

    そういえばヌネズはNBA来なそうですね

  2. ジャズを取り上げてくれて嬉しいです!
    シーズン後半にすっかり存在感を失ってしまいましたし。
    数年前までのジャズが強かったので、ファンとしてはやはり時折勝ってほしいものです。
    ただヒートカルチャーならぬジャズカルチャーも随所に垣間見えてはいました。
    マルカネンを残して戦えばある程度勝ち星は計算できるので大賛成です。
    ドラフト含めオフの動きに注目です。

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