キャブスvsヒート

20240321

ドノバン・ミッチェル、ジョシュ・リチャードソン、ストゥルース、モブリー、アデバヨ。
控えにヒーロー、ダンカン・ロビンソン、ディーン・ウェイド、ラブ

なかなか面白いロスターが組めそうな、この試合の欠場者たち。修行するのが好きなキャブスとヒートはいろんな選手がいない中で戦うことが長くなってきました。そんな中でヒートにはミルズ、キャブスにはモリスが加わりましたが、両者がそれなりに機能しています。ケガ人がいなければ起用されないんだろうけど。

スピードの足りないヒートにおいてギブ&ゴーで動いていくミルズは、シューティングだけでなくオフボールでの囮役にもなっており、そこらへんの動きが乏しいヨビッチあたりの3Pを生み出す要因にもなっていきました。

ビッグマンの層が薄いキャブスではストレッチ担当になれるモリスがいることで、戦略の幅が少し広がり、メリルとのパス交換から3Pを生み出してもいます。ニヤングよりはコンタクトにも強いし、キャブスで最重要といえるジャレット・アレンが休む時間を助けていました。

どっちのチームも「それでいいのか」という疑問も沸きつつ、プレーオフに向けて選手層を加えたのは大事なのかな。果たしてケガ人は戻ってくるのだろうか。戻ってきたときにケミストリーは大丈夫なのだろうか。

さて、最近のキャブスはパスを回す意識が強くなっており、コーナーにいるオコロが3Pを放っていきます。ベンチメンバーになると前述のメリルのクイックショットもあるので、チーム全体が「フリーの選手に展開する」姿勢です。

でも、元々キャブスは「エースに打たせるためのプレー」を志向していたわけで、この違いが生み出されたのは不思議でもあります。プレーオフの反省から展開してのシューターになったのはポジティブですが、その本当の成果はプレーオフにならないとわからないようなチームでもあります。このオフェンスを続けることが出来るのか。続けた時に決めてくれるのか。どっちも難しい問題だ。

この試合に関しては両チームに欠場が多いこともあり、カバーリング重視のディフェンスとなり、3P攻勢は効きました。序盤にシュートが決まらずビハインドを負ったキャブスでしたが、3Pが入り始めると一気に追いつき、そして再び外れて二桁ビハインドになっていく2Qってね。

前半はきれいに2Pと3Pが半分ずつのアテンプトでした。そして2Pのうち半分以上がジャレット・アレンなので、まぁそういうことだ。アレンに困っているヒートと、アレンに集中するから3Pが打ちやすいキャブスと。

3Pはメリルが3本決めた以外は1本ずつ。メリル以外はボールを回して空いた選手が打っていく感じです。21本のFG成功に対して18ものアシストを記録しており、ボールムーブが大事なオフェンスでした。あと、速攻のフォローに来るのもアレンなんだよな。運動量勝負。

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