ハチムラの好調さ

これまで55%前後をウロウロしていて微妙だった八村ですが、今シーズンはキャリアハイの効率で決めています。つまり、これまでは「点とっているといっても効率も悪いし、単発だしなぁ」という悩みを抱えていたのですが、効率的に点を取れているのだから5つめのオプションとして文句を言われる筋合いはありません。っていうか、よく決めているよね。去年のワタナビーみたいだ。

1つには3Pの確率が良いことが挙げられますが、この3Pにおいてビックリするのは40%決まっていることよりも、プルアップが0本ということです。シーズントータルで2本しか打っておらず、極めて異様なスタッツです。

こっちは平均ではなくシーズントータルですが、キャッチ&3Pは169本も打っているのに、ワンドリブルは0本。もちろんステップバックのような1on1からの3Pを打つ必要はないので、ある意味で徹底されているわけですが、加えて言えば

こんなこともいえます。八村はキャッチ&3Porドライブという極めてシンプルな、シンプル過ぎるほどのプレーになっているわけです。3Pフェイクしたらカバーに待ち構えればいいわけですが、5つめのオプションの選手にそんな準備はしないよね。

フェイクしてドリブルでディフェンスを外して3P、そんなプレーをしないのは前からなので、この数字そのものは変化ではありませんが、よりシンプルになったという点では、2Pも含めたシュートまでにかかった時間の変化がわかりやすいです。

まだシーズン途中ですがボールを持ってから2秒未満のシュート数は昨シーズンと同じくらいになっているのに対して、2秒以上かかったフィニッシュは100本近く減っています。自分でハンドルして勝負するシチュエーションが大きく減ったということです。一応、ドリブル数も載せておこうか。

ポジティブに考えると「打ち切るようになった」ということでもあります。3Pアテンプトは去年と比較して+15本なので大きく増やしたわけではないものの、余計なドリブルなどで時間を使ってしまうことが減り、シンプルにフィニッシュしているのが高確率に繋がっています。

そして前述の内容に戻ると、シンプルなフィニッシュというのは周囲のプレーメイクからフィニッシュしているということであり、自分で仕掛ける形は減っています。ADがいなくなった後半にアグレッシブに仕掛けるというのは、今の八村の仕事にははいっていません。

まぁディアンジェロとリーブスを併用して、ベンチからディンウィディ起用するんだから、この八村の形は間違っていないもんね。ってことで、高確率だからといって「八村に打たせろ」ってわけにはいかないし、八村用のプレーセットが用意されているわけではなく、他の選手から展開して空いたのが八村の時に打つ流れになっています。

そもそもこれが出来なかったんだから、出来ていることはポジティブに見ています。八村ファンからしたら楽しくない内容なんだけどね。

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