天皇杯ファイナル 琉球vs千葉

さいたまスーパーアリーナ!

最近、大人気らしいBリーグ。本日は天皇杯ファイナルですが、質問箱にコメントがきたので触れておきましょう。

天皇杯、会場来ましたが待機列が一生動かずまだ入れないという地獄絵図で試合前から萎えてます。 試合開始までに会場入れなさそう

呆れるレベルの運営の酷さ。 ゲート一個しか開けない?ぽいですね ぜひ画面の前の方は観客席のガラガラ具合に注目

なんでさいたまスーパーアリーナでやるのにゲートが1つなんですかね。天皇杯なのでBリーグではなく協会主催でしょうから、試合のレベルは上がり、お客さんは増えたけど、かじ取りをする協会は変わってないってことか。

それにしても琉球のファンはすごいよね。スーパーアリーナの半分を琉球のファンが埋めるんでしょ。熱すぎるでしょ。とはいえ、琉球と千葉は準決勝からスタートっていうスーパーシードっぷり。サッカーならばEASLに出てても「天皇杯は別メンバーで戦え」でシードされないだろうけど、バスケはここが難しいのかね。

2試合勝てば優勝という実にイージーな大会となっている両チーム。集まっているお客さんも2試合分のチケット抑えれば楽しめる大会なのか。ある意味で理想的な展開かもね。

千葉は2mが1人だけなのね。ヴィック・ローが琉球にいったので万能系をどうするかがポイントになりそう。ジョン・パトリックはローを上手く使っていたのに嫌われたのはHCあるあるなのか、なんなのか。戦力的には琉球の方が強そうなので、そこを日本人2人で埋めることが千葉にとって重要になりそう。

クリストファー・スミスのタフ3Pが決まり、ダーラムvs富樫から展開して岸本のワイドオープン3Pが外れて試合が始まります。

千葉がローに対して積極的にダブルチームにいくも、適切に捌くロー。でも、それでイージーショットにならないのはNBAファン的には不思議です。ボールムーブよりもディフェンスの足が上回っているわけだ。ただ、岸本が3連発で3Pを打っており、ちゃんと回せば空くのも間違いありません。

千葉は原がプルアップ3Pにドライブファールドロー。スミスに偏っていた得点を取り戻し、琉球とプレーの差を出していきます。外国人起点の琉球と日本人起点の千葉。千葉はオーストラリアのクックスもいるもんな。素晴らしいビッグだけど、1on1タイプではない。

そのクックスがキックアウトを受けてのドライブ、オフェンスリバウンドの押し込みでどうにかしていきます。全体的には千葉の方が苦しそうなんだけど、ディフェンスの仕掛けでパワー対決を避けるようにしており、外国人の機動力差をだしたがっているようにも見えます。

ダーラムやクーリーがフィジカルに押し込んでくると、千葉はかなり苦しいんだけど、その前にプレッシャーをかけることでディフェンスは1on1よりも早く足が動くことを重視。それはダーラムあたりがボールをもったら、ちょっと空いているので悩む時間を生み出しており、ミドルの選択がないビッグの弱点を突いているような。

そんなわけで琉球はビッグマンが空くこともあるのでオフェンスリバウンドを奪えており、見た目は悪くないのですが、琉球のオフェンスを千葉のディフェンスがコントロールしている感じで、強みを出せているとは言い難い。

逆に千葉のオフェンスはドライブ&キックなので、琉球はペイント内で間に合わずにファールが増えていきます。これで3Pも決まれば千葉が大きなアドバンテージをとれるんだけど、3Pタイプのビッグはいないっていう千葉の切なさ。クックスに3Pがあればね。

それでも1Q終盤に原と富樫が3Pをヒット。これでリードを奪った千葉。非常にわかりやすい展開だ。琉球のパワフルな良さを出させず、機動力勝負に持ち込めた千葉。25-21でリードして終わります。

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