〇最近の八村
×キングス 20点 FG9/11
〇ウルブズ 15点 FG5/10
〇バックス 12点 FG5/16
×キングス 29点 FG13/17
〇サンダー 7点 FG3/8
×ナゲッツ 23点 FG10/15
〇ウィザーズ 8点 FG4/11
〇クリッパーズ 17点 FG8/15
×サンズ 13点 FG5/9
ここ10試合が15.8点、FG57%と好調です。でも、あれじゃん、20点以上取った試合は全敗じゃん。逆にイマイチな試合でもチームは勝っています。これがエースキャラなら「苦しいときに点を取りに行く」として評価も出来ますが、そういうわけじゃないのでシンプルに個人の結果がチームの結果に繋がっていないという構図。
普通ロールプレイヤーが活躍すればチームは勝つもんだけど、これまた微妙なのはレイカーズにおいて八村は5番目の得点源であり、スターターに得点が偏っているってこと。プラスアルファになっていないんだよね。そして負け試合で得点が多いというのは
・レブロンとADにマークが集中し止められている
・八村がコートにいる時間が長いから守れない
こんな可能性があります。ただ後者は八村個人の問題よりも、最大の懸念でありリーブスが長くなり、ディアンジェロやディンウィディといったガードばかり並べるからです。八村をプリンスにしたら劇的に解決するわけじゃないでしょ。
〇勝ち試合
レブロン 28.3点 FG56%
AD 26.6点 FG55%
ディアンジェロ 24.6点 FG54%
〇負け試合
レブロン 28.6点 FG59%
AD 16.6点 FG49%
ディアンジェロ 15.2点 FG42%
今日のウォリアーズとの負け試合で40点とったレブロンと、途中でいなくなったADの得点は参考値としても、ADとディアンジェロのFGが落ちているのがわかります。特にADはサンズ戦こそFG11/17だったものの、キングスとの2試合、ナゲッツ戦は得点も少なければ成功率も悪く、逆にその試合で八村は得点が伸びがちです。
ディアンジェロとADを止めに来る相手に、八村は確率良く得点を重ねている
こんな状態が続いています。そして本日のウォリアーズ戦は前半でFG5/6で10点取った八村は、ADがいなくなった後半にはFG1/4と打てないし、決まらなくなっていました。1試合なので偶然の要素も大きいですが、基本的にはADを潰しに来る相手だからこそ八村は得点しやすかったということを示してしまったわけです。
このうち2QにはADがいないなかでディアンジェロとツーメンゲームを行い、キャッチ&ミドルを2本決めています。この形を後半も続ければよかったのですが、通常通りスクリーンに来ない、来ても遅い、ってことでスクリナーとしての能力不足を露呈してしまい、得点が欲しかった4Qでもプレーメイクに絡めないのでプリンスが優先されてしまいました。
シューティングそのものは好調だけど、あくまでもレブロンやADがいるからこそ点が取れている。この要素はポジティブにもネガティブにも効いています。まぁ過去の経緯を考えるとポジティブに受け取っていいのですが、今日みたいな試合だと「点とらなきゃ、何するんだよ」とツッコミたくなってしまいます。厳しい。