天皇杯ファイナル 琉球vs千葉

2Qになると空気な琉球の日本人。機動力で上回っていく千葉という構図が強くなります。7点差になってタイムアウトの琉球。一番の問題はカークあたりにシンプルにボールが入らないことで、カークのスクリーンで1枚剥がしたのに、スイッチした先でムーニーに潰されちゃう岸本みたいな。プレッシャーを捌けない琉球。

さらにスクリナーのいないほうにワンドリブルで小野寺をぶっちぎりプルアップ3Pを決める富樫。さらにシンプル1on1で小野寺相手にプルアップ3Pの富樫。攻守に外国人の強みを出せていない琉球と、日本人マッチアップで差を見せつける千葉。

で渡邊ヒューがはいってきます。なるほど。ローと並べることでインサイドでもう少し機動力を求めたね。言い換えればビッグという形は崩したくないわけだ。しかし、やっぱり岸本が追い込まれたターンオーバー。ちょっとガードの差が激しすぎる。

富樫にローがマッチアップしますが、そうなったらピック&ロールからイージーにインサイドが空くのでパスを通す富樫。千葉の外国人がスイッチして岸本に行くとプレッシャーでターンオーバーになり、琉球の外国人が富樫にプレッシャーかけたら簡単に開いたインサイドを狙えるんだから、マジでガードの差だな。

で、ガードの差だとするじゃん。千葉は富樫と原がベンチに下がると3Pが決まらないから怪しくなります。西村はフリースローも2本ともミス。点差が広がったので休ませたんだけど、ヤバいとばかりに富樫を戻します。

ついでにインサイドに荒尾を使ったらきれいにペイント内でやられていきます。うん、スタミナが持ちそうにないとパトリックも感じているんだろうね。点差に余裕があるなら休ませておきたい。

そんな事情もあって2Q終盤は少し停滞した千葉。シュートも入らんし、適当に流していったような。でも、それがディフェンスのインテンシティを保つことに繋がるし、リードを守れた2Q終盤でもありました。48-32と大きくリードして前半が終わります。

総じて千葉のディフェンスの仕掛けに対して、何にも対処しなかった琉球でした。ファイナルの時も似たような印象だったけど、パワーでどうにかしていたもんな。あれで勝ったの信じられないけど、本日はしっかりと内容の差が点差になっていました。点が取れない琉球はチーム全体の展開力が足りていない。

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