〇ドラフト
ロッタリーに当たらないとスパーズに指名権が行くので期待できないのですが、それはそれとしてどこのポジションを取るべきかといえば、迷うことなくPGです。しかし、意地でもPGを指名したがらないのもラプターズ。シアカムとアヌノビーがいてバーンズを指名し、さらにディックだもんね。
〇ヨキッチ
35点
17リバウンド
12アシスト
6スティール
2ブロック
本日、とんでもないスタッツを記録したヨキッチ。ファンタジーポイントが95.4なのですが、2位はドンチッチの63.4なので1.5倍です。ちなみにドンチッチは27点、12リバウンド、14アシストのトリプルダブルなのに、この差です。
きっとラプターズが探すのはヨキッチなのでしょう。「ヨキッチ」といわれるとイメージがあれだけど、万能なビッグマン・・・それじゃ今と同じか。展開力の高いサイズのある選手。より展開力を重視していくんじゃないのかな。トピッチか。
シュルーダーにしろ、クイックリーにしろ、展開力よりも突破力のタイプなので、ガードにはスピードを求めがち。都合よくドラフトできるのか、どの順位で誰を取れるのかは今考えても仕方がないのでスルーしますが、流動性アタックにはパサーのPGよりもインサイドのプレーメイカーの方が欲しくなるのも事実なので、そっちにいくのかな。
〇フィニッシュ
試合終盤のラプターズはマレー&ヨキッチに手も足も出なくなりました。必殺ツーメンゲーム。実はナゲッツが他のチームと違うのはポジションレスの流動性アタックをしているくせに、オーソドックスな必殺ツーメンゲームも持っていることだったりします。流動性のチームはツーメンゲームって停滞する要因になるからね。
そしてナゲッツはツーメンゲームからキックアウトでKCPとMPJの3Pで試合を終わらせました。マジで出来過ぎなくらいの出木すぎストーリー。ラプターズが目指しているであろう軽やかなパスからのバランスアタックを、ラプターズが出来ないであろうツーメンゲーム起点で作り上げてしまった。まぁナゲッツを見本にしてはいけない。史上最高のヨキッチがいるのだからさ。
ラプターズはグッドプレイヤーを多くそろえる図式になっていきますが、試合の最後に頼るのは何になるのだろうか。それを考えるのは早すぎるのですが、スクリナーを使ったシンプルな崩しはなく、個人技アタックかポジションチェンジでチャンスを探すようになりがちなのがポジションレスアタック。
レナードやシアカムの突破力を生かしながら、ラウリーのインテリジェンスで変化をつけていった優勝時の戦い方と、今の流動性アタックはオフェンスの作り方が大きく違うし、局地戦で制するのが上手いニック・ナースの戦略も当てはまりません。
でも、これで成功しているチームもあるわけで、ラヤコビッチで完全に違うチームになった今シーズンのラプターズ。一気にライジング出来るのか、それとも様々な悩みと新たなスターを育てないといけないのか。内容は悪くないが勝利は遠い。そんな23-24シーズンでした。まだ終わらないけどさ。
面白い記事でした。
グレイディ・ディックとスコバンの大成長があっただけでも今季は万々歳です。今季はボコボコに負けましたが、ラヤコビッチには長めに指揮をとってほしいと感じてます。
グリズリーズファンとしては、ラヤコビッチが褒められるのは嬉しい限りです。ラヤコビッチが抜けた穴は大きかったのかどうかもわからない今シーズンでしたが、HC初年度で何となく形を作れているのはいいことですねー。