ピストンズvsホーネッツ

シーズンも半ばを過ぎて、かなりこなれてきたようにみえるルーキーズ。ドラフト2位ブランドン・ミラーも周囲に遠慮したり、プレーに迷い事がなくなった様子で、アグレッシブに打っていきます。以前は無駄なミドルチョイスがあったけど「ミドルを辞めた」というよりも「その前に3Pを打ってしまう」みたいな。

この変化はポジティブなものでプレーが滑らかです。ものすごーーーーく微妙に見えていたのが嘘みたいさ。ただ、これってロジアーがいなくなったからスペースがあってやりやすくなったからなんじゃ・・・

さて個人としてはポジティブなんだけど、チームで見た時に積極性だけで成立しているようなオフェンスに見えてきます。早打ち3Pはラメロだけではなく、1つのオフェンスでボールを触れない選手が多発しているようにみえるぞ。消極的より積極的がいいけど、積極的より論理的がいいじゃん。

ドライブしたラメロに対して周囲は足を止めてシューターポジションに立っています。これが意図したラメロアタックなのか、ラメロが勝手にやっているのかわからん。わからんので「勝手にやりなさい」という意図にみえちゃうんだよね。ってことで、個人は輝きをみせてもチームとして輝いているようにはみえない前半です。

2Qになるとノービッグでブリッジス、ワシントン、ミラー、ラメロ、ニック・スミスというボレゴ時代のようなスーパースモールラインナップに。自分色に染めていったはずが、ケガが多すぎてわけわからないくなっているぞクリフォード。

すると1Qは全く決まらなかったアーサーのカッティングが決まります。わかりやすく固めていたインサイドに穴が出来てしまったホーネッツディフェンス。さらにスチュワートのフックも決まり、エマージェンシーなスモールであることがわかりやすい。

耐えられなくなったのかローテの時間なのか難しいラインでニック・リチャーズが戻ってくると再びホーネッツペースになります。コディもはいってきたのでディフェンスが強まり、インサイドに侵入させず、オフェンスでもシンプルなツーメンゲームやポストアップから押し込み。そして3Pと中外のバランスも良くなった。

ホーネッツってペイサーズみたいに層の厚さで考えると誰が出ても戦える強みがあるんだけど、それを強さに還元することは出来ていないんだよね。共通ルールが足りなかったり、ケガ人が多すぎて構築が進まなかったり。良い時間帯の内容が続かないのではなく、時間帯によってやっていることが違い過ぎてさ。

そんなわけで下位チーム同士らしいコメントに困る前半でした。色が足りないぜ。客もいないぜ

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