ジャズvsバックス

2024/1/8

今年もオフェンスのチームで守れずに・・・かと思ったら、ここ最近の好調さはディフェンスの改善らしいジャズ。3人のウイングビッグを使うのは昨シーズンと同じですが、メンツはマルカネン、フォンテッキオ、コリンズに変更されています。ウォーカー・ケスラーはベンチから。想像もしなかった2年目だろうな。

一方で守れなくて困っているバックス。ヤニスの働きが悪いのが最大の要因に見えますが、「リラードが・・・」とか言われまくるんでしょ。でも今日はリラード不在でアンドレ・ジャクソンがスターターです。これはこれでディフェンダーを連れてこなかったフロント問題を顕わにもしているぜ。

試合は両チームらしくアップテンポで広いスペースを使った形が続いていきます。それが嫌で中に絞るとディフェンス3秒をコールされるのですが、スペーシングしていないと簡単には吹かれないっていうコールの難しさもあるよね。

そしてスペースが広いバスケにおいては、ジャズのウイングビッグの方が躍動しています。オフボールでポジションチェンジを繰り返し、何度もパスを引き出す動きをすれば、ゴール下のカバーも3Pへのクローズアウトも全員で行うのがジャズサイド。ヤニスのアタックに対しては複数で囲むぜ。もちろん。

一方のバックスオフェンスはシューターポジションでの待ちが多く、かわりにヤニスにスペースを使わせていくわけです。似たようなユニット構成だけど、やっていることは全く違う。シェングンは「ヤニス以外を止めた」といってたけど、ヤニスからのパスコースをある程度は抑えることが出来るのかもね。

一方でバックスディフェンスはマジで間に合わない。はじめはチェイスの気持ちが強くてアウトサイドまで追いかけていると、簡単にアリウープを通されてしまいました。なので、そこからは中に絞りたそうな空気になります。

しかし、セクストンがドライブしてからインサイドカバーに来るので、あっさりとキックアウトからのワイドオープン3Pになります。さらに「追いつかない」ならともかく、そもそも空けているケースも出てきて3P打ち放題になったジャズ。ベンチからクラークソンやキヨンテ・ジョージが出てくるとほとんど何もせずにキャッチ&3Pを連打。

ってことでリラードいなくても関係ない。ヘルプポジションの取り方がよろしくない。1つのパスに全体が連動して動くようなディフェンスを出来ない。相手が動いてから考えている。

インテリジェンスといえばインテリジェンスですが、ブーデンフォルツァー時代には出てこなかったスペースの空け方なのでコーチ陣の考え方って大きく左右するんだな。ただし、これを言い換えれば「マンマーク優先」なのでバックスに足りなかった「全部守れ」を実行したいってことなのかもね。

強かったけど明確な弱点があるブーデン戦術
明確な弱点を消しに行って弱いグリフィン戦術

そんな対比かな。ボールマン以外には、もっと引きこもっていいんだぜ。ただしパスが出たら全体が連動してポジショニングを変更しろよ。

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