ナゲッツはマレー&ヨキッチで同じようなツーメンゲームをすると、最後はヨキッチのロブをゴードンがアリウープで2点差に。通常のプレーではありますが、ヨキッチに2枚行ってしまうのは悪いジャッジでした。
タイムアウトのウォリアーズ。ジャクソン・デイビスを下げてクリス・ポールを投入し、オフェンスポゼッションに賭けます。ボールを運ぶクリス・ポールをマークするのはなぜかヨキッチ。そして最後はクリス・ポールの3Pが外れます。例によって「打たされた」ようなクリス・ポール。ナゲッツに狙われるのサンズ時代と一緒じゃん。
ナゲッツは通常通りにヨキッチ&マレーの形から、最後はヨキッチがパワープレーでサリッチ相手に押し込みます。まぁここのマッチアップが1on1で止められるはずがない。同時にシュートが外れてもゴードンがに対処しているのはウィギンズでした。
そしてウォリアーズのオフェンスは、ダブルチームを仕掛けたカリーが逆サイドコーナーへ横断パスを出すも、パスを読んだマレーがスティール。
残り3.6秒。タイムアウトのナゲッツは、それはもう、あれですよ。カリーのようなショットをヨキッチがブザービーターで決めて大逆転劇をフィニッシュしました。
この最後のヨキッチと、その前のヨキッチvsサリッチをみても、ウォリアーズディフェンスにはノーチャンスでした。まぁそれはウォリアーズディフェンスだけじゃなくて、みんなが出来ない事なんだけどさ。ADをボコるんだもん。
ということで、やはり問題は残り6分51秒で123点だったのに、そこからカリーのフリースローとジャクソン・デイビスのレイアップによる4点しか取れなかったことにみえます。オフェンスが失速して負けたウォリアーズ。
①ナゲッツのマンマークを突破する役割がいなかった
②ツービッグでゴードンを止めることを優先してしまった
敗因はこの2つ。運動能力のあるウイングを活用していくスタイルのはずが、ビッグを起用して守りに行き、オフェンスはドライブ突破にならなかった。
で、クミンガはいうでしょう「なんでオレを起用しなかったんだ」とね。ゴードンに対抗するのも、スピードとフィジカルで突破するのもクミンガの仕事のはず。
一方でクリス・ポールを利用したようなナゲッツディフェンス。なんでヨキッチなんだよってね。そのヨキッチはカリーとの1on1シチュエーションになってしまったら、即座に隣にいたKCPを呼び寄せてダブルチーム。このダブルチームに対して逆サイドにいたマレーはしっかりと反応し、カリーのパスをカットしたのも見事でした。
ってことで、最後は攻守にわたってナゲッツが大きく上回ったし、ハーフコートの対戦では勝機が見えにくいよね。やっぱり、運動量と確率勝負のトランジション合戦を最後まで続けるべきだったようにみえたのでした。