ヒートに勝つ準備は出来ているか 後編

◎ニックス

アヌノビーをゲットしたニックスはどうなのか。プレーオフではダイレクトにヒートに負けていますが、セカンドラウンドまで進んだ時点で成功なので、ヒート対抗は意識してなさそうです。そういうタイプのHCじゃないしね。キャブスと似ている。

穴の少ないディフェンス戦術を準備しろ
複数のディフェンス戦術を使い分けろ

アヌノビーが加わったこと、フィジカルに戦える選手を集めること。ニックスはそれなりに相手の良い部分を止めに行くことを意識しています。ただし、ミッチェル・ロビンソンを中心に置いたリムプロテクトの強さが基盤なので、やり方としては万能ではありません。

ニックスもヒートの3Pにやられており、同じ形では打たれまくられそうなのですが、ビンセントやダンカン・ロビンソン、そして何よりラブのビッグマン3Pが決まらなかったこともあり、そこまで意識していないと思われます。ムービング3Pやビッグマン3Pを活用してくるチームが少ないので、さほど問題ないのかもね。

起点役が複数人用意されている
エースに分厚いマークをされた方が楽に点が取れる

クイックリーがいなくなったことで起点は減りました。ブロンソンとランドルのみってことで、複数ではありますが厳しそうに見えます。でも、ハードマークされてもファールドローとタフショットで解決するブロンソンなので、むしろ「かかってこいや」くらいのメンタル。

プレーオフは6試合平均105点でしたが、ランドルが消されています。そんなことも含めて準備は出来ていないぜ。なお、アヌノビーの初戦は見事なカットプレー3本に3P3本とエースが警戒されるほどにアヌノビーが光りそうな一面を見せました。

ビハインドの試合を勝ちゲームに持っていけるか
リードした試合でペースコントロールできるか

6点差以上になると7勝15敗、11点差で2勝14敗と逆転は得意ではありません。もっとも試合のペースとしては遅いので出来るだけ2桁ビハインドにならないように、、、というスタイルでもあります。ペースコントロールをしているというか、日常的に遅いペースでゲームを作っている。

ディフェンスがいまいちだけど、フィジカルに守るのが持ち味。よくわからんけれど、これもまた現代バスケの支流なんでしょうね。ハートやグライムスといった万能系で違いを作っていくことが出来ると面白いけど、まだそういう戦略は感じない。

さて、どうなるんだろうね。もう1枚PGを補強したら変化をつけられるかなー

ヒートに勝つ準備は出来ているか 後編” への4件のフィードバック

  1. ヒートを引き合いに出してのイースト上位陣のプレーオフに向けての考察非常に面白かったです。
    ここにホークス、ネッツが対プレーオフを考えられるメンツに混じればイーストのレベルも上がるはずが、、酷い今シーズンですね。。

    1. なんでイーストってこうなんでしょうね。
      ウエストのHCがきたレアケースのホークスでも上手くいかないなんて。

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