前回の続きです。各チームがプレーオフで勝つための準備を進められた序盤戦だったのかを考えてみましょう。シーズンはまだ50試合近く残されているので、足りないものはここから埋めていけばいいんです。調子が良いからといって、それでOKではないし、調子が悪いからといって全てがダメなわけじゃないしさ。
◎バックス
穴の少ないディフェンス戦術を準備しろ
複数のディフェンス戦術を使い分けろ
HCを交代したバックスは開幕直後にディフェンスの問題が発生しました。ラプターズからきたグリフィンらしく、より穴の少ないディフェンスシステムを導入しようとし、従来の形と大きく異なる上、ビッグマンのリムプロテクト力を活用していたブーデン時代との比較、ロスター構成によって失敗した感じです。
ブルックはオプションとして使うにしても、ヤニスをセンターとして使うラインナップでオールスイッチとかを準備しても良かったと思いますが、ガード陣が守れないのでそれも意味ないだろうしな。いずれにしてもバックスが初めに考えたであろうディフェンス改革は失敗しているので、ヒートに勝つ準備は出来ていません。
起点役が複数人用意されている
エースに分厚いマークをされた方が楽に点が取れる
2つ目の要素もバックスにとっては大きな問題でした。ヤニスが潰されても潰されてもアタックしていくのでヒートの分析に負けるパターンがあったよね。ここについてはリラードを加えておりガードアタックからのオフェンスパターンもできています。ビッグとビッグのピック&ロールもあるしね。
まだまだ信用は出来ないものの、3Pの好調さとリラード&ヤニスという2つの起点役は準備が進んでいます。タイプの違うエースでどのような解決が出来るのか、それ以上に2人がプレーシェアできるのか。ここを進めていく後半戦になります。
ビハインドの試合を勝ちゲームに持っていけるか
リードした試合でペースコントロールできるか
他のチームも同じですが、この点は見ている試合数の問題でよくわからなかったりします。ただバックスについては例年よりも楽勝の試合が減りました。守れないからね。
一方で1Qと3Qに強かった戦い方から各Qバランスよく点を取るようになり、ちょっと安定したのと、4Qでリードして勝ちきるパターンも増えています。試合中に6-10点のビハインドになった試合でも64%の勝率を残しています。リラードらしさは大して感じませんが、ゲームコントロールはしていくタイプなので、ここまでの結果も含めてポジティブにみましょう。
ってことでバックスは「ヒートに勝つ準備は去年よりは進んでいる」ということに。ただ致命的に守れないんだよな。これがわからん。
ランドルのDF意識の低さはやべーと思います。
これで勝っているの、よくわからんのです
ヒートを引き合いに出してのイースト上位陣のプレーオフに向けての考察非常に面白かったです。
ここにホークス、ネッツが対プレーオフを考えられるメンツに混じればイーストのレベルも上がるはずが、、酷い今シーズンですね。。
なんでイーストってこうなんでしょうね。
ウエストのHCがきたレアケースのホークスでも上手くいかないなんて。