ヒートを倒す準備は出来ているか?

②エースは徹底して潰される

ホークスのヤングは徹底した潰しにあって15.4点、FG32%、6.0アシスト、6.2ターンオーバーという悲惨なスタッツになりました。これをどうするかはホークスにとって大きな悩みとなり、デジョンテ・マレーの獲得にも繋がっています。

同じくエンビードは19.8点、FG43%、1.8アシスト、3.0ターンオーバーと完全に周囲と分断されました。展開力のなさを見事に突かれたような形ですが、その後に「PJタッカーが足りない」という構文が生まれたわけですが、それだけ徹底して止められた気持ちだったわけです。

ヤニスに関しては必ずしも止めることが出来たわけではありませんが、徹底してプレーパターンを分析した対応をされています。止めきれなかったのはテイタムですが、勝手に不調になってくれたのも何だかヒートのワナにハマったんじゃないかとすら疑ってしまいます。

エースを止めるという視点ではありますが、ヨキッチ&マレー、レブロン&ロンドとプレーメイク担当が複数で対応するチームであることが大事です。誰かを止めに来られた時に、むしろ「はいはい、その方が楽に展開できますから」みたいなね。ヨキッチから展開された方が厳しいから、最終的にヨキッチとの1on1勝負になるナゲッツはわかりやすいね。ドンチッチもやらせた方がいいし、フォックスにはサボニスやモンクがいるし、モラントは・・・強引に突破するからさ。

こんなチームになっているのがベターです。ナチュラルにPG並べるのが良かったペイサーズ感あるな。うん、なんか不安になる要素だよね。

ちなみにヒートもポイントセンターのチームだし、ラウリー加えたし、エースはバトラーだし、勝負どころでヒーローに勝負させるし。わかりやすいね。

③苦しくても勝機を作り上げる

「負けない戦い」と称したのが昨シーズンのヒート。すごく強いわけではないけれど、ディフェンス力と気持ちの強さでタフショットをねじ込み、スローペースの戦いに持ち込むと、終盤に勝機を作り上げます。大逆転負けでシーズンを終わらせたバックスが目立ちますが、とにかくヒートペースじゃない試合で勝利を拾うのが上手い。

さて、この部分については準備しろと言っても難しいものがあります。「調子に乗るな」って気持ちの問題かよ。もちろん、気持ちの問題ではないんだけどね。

1つにはリードを奪えている時とビハインドの時に同じマインドでプレーできないチームは苦しいし、リードしたからといってハイペースで同じことを繰り返すとね。ゲームをコントロールする能力は大事。

同時に7戦シリーズでは苦しい試合でも1つの勝利を拾えるかどうかは大事です。弱い相手に確実に勝つのがシーズンでの勝率を上げますが、互角の相手ならば負けそうな試合を1試合モノにしないとさ。そんなわけでさ、もう少しポイントを明確にすると

「ヒート対策」というよりも、「ヒートのように勝てるか」ですね。特に前者でイーストのチームは弱いことが多く、良し悪しがハッキリしているのがね。

ということで細かく考えてもキリがないので3点について、各チームがどのように変化したのかを考えてみましょう。特に今シーズンはオフに上位チームが大きく動きました。動くってことは「プレーオフで勝ちたい」からでしょ。そこを忘れてシーズンで高勝率だからって喜んじゃダメだよね。

何チームか触れていきますが、考えてみたい人に向けて次回にしましょう。セルツ、バックス、シクサーズ、キャブス、ニックスあたりかな。

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