モラント復帰戦

残り3分。ボールムーブからワイドオープンになったモラントが3Pを・・・打たずにドライブするとバランチューナスに止められてターンオーバー。あんまし変わらんな。しかし、ポジション争いでイングラムがファールコールされてJJJがフリースローを得て同点に。

さらにショットクロックがなくなってからの個人技アタックを決めたモラントで逆転。ミスが続いていたペリカンズでしたが、ザイオンのレイアップミスをバランチューナスが押し込み同点。モラントがサーカスショットを決めるも、倒れている間にハーブが速攻を決めて同点。残りは30秒。

イングラムがダブルチームを食らい、パスアウトするもマカラムはワイドオープン3Pをミス。残り9.6秒同点でタイムアウトのグリズリーズ。

チョイスはバックコートからのモラントアタック。周りにシューターを配置しておき、ヘルプディフェンスを許さない形を強いて置き、モラントがスピードに乗ってアタックすると最後はスピンムーブからのショートレンジをヒット。なんとも完璧なブザービーターの復帰戦でした。

「モラント1人で全然違うぜ」

・・・という復帰戦ではありませんでした。やっぱりいろいろと困っているグリズリーズであり、プレーメイクの部分で劇的に改善することもありませんでした。もちろん、突破力は抜群でチームに足りなかった要素であり、12ものフリースローアテンプトがあったことでチームは落ち着く時間もありました。

なお、グリズリーズのシーズン平均は19.5本です。それがモラント1人で12本だぜ。そして何故かJJJも15本も打ったのでレフリーよ。

ビンスやビヨンボを使いたい気持ちもわかるけど、普通にアルダマが元気ならば、去年からのメンバーで戦えば、普通にグリズリーズな気もしました。あまりにもケガ人が多くてHCも麻痺しているんじゃないだろうか。

そんな中でモラントが戻ってきたので去年までのメンバーが1人増えた。単純な頭数のプラスと、他の選手にはないハーフコートの突破力で困ったときに個人技で解決してくれました。なんていうか、モラントの意味はすごく大きいけれど、不調の要因をモラント不在だけにするのは極めて難しいっていう試合でした。

前半は3ファールで6分しかプレーせず、後半開始からハッスルして3Qだけで6点4アシストしたけど、あっという間に途切れていたぜ。シーズン序盤のザイオンの姿は早くも消え失せた。早すぎるだろ。もうお疲れなのかな。

イングラムがエース仕事をこなしているのはいいんだけど、3人揃うとシーズン序盤のチームオフェンスがどっかいったな。そりゃあエースがアタックしてもワイドに開いているのがザイオンじゃ意味ないしな。こちらはケガ人が戻ってきたことで、チームオフェンスとしては厳しくなってしまった感じです。どうすんだろ。

モラント復帰戦” への1件のフィードバック

  1. おっしゃる通り、モラントが戻ってきて今シーズン負けていた試合が勝ったからいいけど、別に今シーズンの良くない部分がなくなったわけではないですね。
    ただ、個人でのアタック力とインサイドの高さ合わせ(今シーズンほぼゼロの印象)が増えるだけでも試合中盤でゲームが壊れるようなことは少なくなると思いますし、試合が途中で壊れなければ、モラントで勝ち切れる可能性が残ることを証明したゲームだったと思います。
    何はともあれ、ロスターの全員が元気!という中でタイラージェンキンスに頑張って欲しいですね。
    PIが出来て10位までにチャンスがあるので、いろいろ諦めるには早いですし。

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