モラント復帰戦

たった25試合しか出場停止にならなかったモラントが戻ってくる26試合目。この間のグリズリーズはすっかり低迷したわけですが、それはモラントが戻ってきてもビンス・ウィリアムスとビヨンボがスターターに名を連ねているところからも読み取れます。

試合が始まるとビンスがマカラム担当として奮闘する一方で、DPOYはザイオンに抵抗できずファールを連発。遂にはあからさまなフロッピングを発動しますが、これでチャージングを手に入れるなど、レフリーがやばい試合でもありました。ドリブルして床に滑ったらディフェンスファールだぜ。

そんなわけで守れないグリズリーズがボッコボコにされていった前半ですが、都度都度レフリーコールで両チームがフランスとレーションを貯めていく展開でもありました。そして後半が始まるとJJJが早々に4つ目のファール。二桁点差にDPOYのファールトラブル。

「そりゃあ勝てるわけねーだろ」というところから誰かさんが帰ってきます。

と、その前にJJJがいなくなりザイオンに対してロディになったことで少しディフェンスが解決します。どっちもガードサイズの身長に、センターサイズの体重なのでザイオンのメリットが薄くなったんだろうね。ビンスとロディのディフェンスはペリカンズの3枚看板のうち2人に対して機能していきます。ただイングラムが止まらん。

こうやって相性も含めて機能するディフェンダーで相手エースを困らせるのがグリズリーズのやり方ですが、ブルックスがいなくなっただけでなく、ケガ人続出で全く効いていませんでした。「効かない」という以上に、柔軟なラインナップ構成が出来なくなったので、打てる手段が少なく、少なければタイラー・ジェンキンスの良さが出てこないっていうね。

もう1つはディフェンスからのトランジションこそグリズリーズの得意技。ここらへんはブーデン門下らしさ満載ですが、なかなかそれが出せないのでオフェンスも苦しい。ハーフコートになったら威力ないしさ。

でも、今日からはモラントがいます。どうにもならないハーフコートオフェンスが嘘のようにスピードで翻弄してくれるのでした。ただ、それが周囲に波及しない。なかなかキックアウト3Pが決まらないのだよ。もともとキックアウトは少ないけどね。

モラント復帰戦” への1件のフィードバック

  1. おっしゃる通り、モラントが戻ってきて今シーズン負けていた試合が勝ったからいいけど、別に今シーズンの良くない部分がなくなったわけではないですね。
    ただ、個人でのアタック力とインサイドの高さ合わせ(今シーズンほぼゼロの印象)が増えるだけでも試合中盤でゲームが壊れるようなことは少なくなると思いますし、試合が途中で壊れなければ、モラントで勝ち切れる可能性が残ることを証明したゲームだったと思います。
    何はともあれ、ロスターの全員が元気!という中でタイラージェンキンスに頑張って欲しいですね。
    PIが出来て10位までにチャンスがあるので、いろいろ諦めるには早いですし。

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