ラプターズvsホークス

オフェンシブでハイペースの試合はホークスの望む展開のはずですが、その流れでラプターズが上回るというよくわからない展開。ホークスに足りないのはオフボールムーブなのは明らかでジェイレン・ジョンソンの不在がデカい。攻守に走り回ってくれないと動きのないオフェンスと、穴が空きまくるディフェンスになっていました。

サディック・ベイとウィスリーのマシューズをスターターに並べたのは、ラプターズの高さには有効でしたが、マジで誰も動かないオフェンスになってしまった。攻守にわたってアヌノビーが欲しいのですが、トレード成立しないですよね。

ラプターズはシュルーダー7アシスト、フリン8アシストと機能したような気もしますが、こうしてハイペースに乗っかってしまうならば、もっとスローダウンした方が良い気もするし、そうなると再びバーンズが悩みだしそうでもあります。マレーが欲しいかといえば、そうでもないっていう煮え切らない感じに見える。

5割に届かないチーム同士の戦いは、5割に届かない理由を示してくれましたが、どっちが良かったかといえばラプターズの方が良かった。それくらいホークスはヤングにすべてを委ねたような戦いぶりです。個人個人で見ればマレーもボグダノビッチも、オコングもカペラも活躍しているんだけど、どれも「個人の活躍」に見えてしまう。

ヤングをべた褒めしたいわけじゃないんだけど、これだけのスタッツを残しても勝てないってのは、もちろんディフェンスが悪すぎるんだけど、チームとしてのトンガリ具合の乏しさってのもあります。

「オレ達は3Pで勝つんだ」というメッセージがないというか、そりゃあマレーだけでなく、オコング&カペラを並べなければいけない状況は3Pで勝つという空気にはならないか。

「そりゃあ勝つよね」っていうスタッツですが、これでも残り33秒で5点差でした。相手のペースに乗っかって好調なのは良いとして、最後はディフェンスを強めてクロージングできればなんて事はなかったけど、試合をコントロールする気はなかったようなね。

ラプターズが煮え切らないのは今に始まったことではないので、それが悪いといっては言いすぎですが、バーンズを活躍させたのはいいとしても、どういう方向に進みたいのか本当にわからん。シアカムもアヌノビーもトレードすると決めたとして、指名権以外の何を取りに行くのだろうか。

勝てないチームではないけれど、ちゃんと勝てるチームでもない。そんなことを繰り返している3年間。ホークスもラプターズもどうしていくのが良いのか、こんがらがったようにみえた試合でした。要するに取り留めのない文章しか書けないくらい、取り留めのない試合だった。

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