セルツvsキャブス

4Qも似たような展開です。スペーシングして複数のポイントから攻めていくセルツ。ハンドラーで返すキャブス。ただナチュラルマッチアップでブラウンに対してトリスタン・トンプソンがマッチアップしており、セルツ側はオフェンスの起点に何も困りません。

そんな展開が続くと次第にファールが増えてくる。まずはボーナススローでリードを奪ったセルツは残り5分からテイタムのアタックが増え、プルアップ3Pで9点リードにします。

これに対してキックアウトが決まらないキャブスでしたが、アレンのゴール下合わせで対抗していきます。しかし、今度はブラウンのキックアウトからホワイトがコーナー3Pをヒット。12-2のランで残り2分で10点リードに。

こうなるとガーランド、ドノバン、ルバートのアタックに頼ることになるキャブス。それはセルツにとっては戦いやすい1on1連打なのですが、ルバートまでいるのが厄介で3人目のアタッカーを止められません。ガーランドとドノバンへは徹底マークだけど、ルバートには間に合わない。

一方でテイタムも止められてしまいますが、そこから特に何も起きずリードを守り切ったセルツが勝ち切りました。「何も」を強調したくなるほど無風でしたが、その理由は両チームがスローテンポなのでトランジション、つまりディフェンスでの奮闘がない限りは10点を跳ね返すのは難しかったね。

シーズン33.1本しか3Pを打たないキャブスが45本も打ったように、セルツのディフェンスは部分的な2on1を許容して打たれ放題でした。プレーオフ・ヒートにボッコボコにされそうなスタイルですが、なんでこうしたんだろうね。

その一方でドライブするハンドラーからのキックアウト3Pは異様に少なかったです。それはセルツがセンターをペイント内引きこもりにしている代わりに、以前よりも全体がヘルプポジションを取らなくなったから。ロケッツの逆だね。言い換えれば

そんなことも感じました。誰もがどこでも守るのがセルツの良さだったけど、ポジションの概念が強くなったというか、どうせ1on1なら負けないだろ、みたいな。空けとく選手は徹底して空けていたのもセルツの戦略なんだろうね。あとキャブスはシューターのポジショニングが悪い。

キャブスはまぁいつも通り。プレーオフになったら6人ローテで回すんじゃないかってくらい個人次第だった。そしてセルツがキャブス相手に何をするか考えているディフェンスだったのに対して、特に考えてなさそうなディフェンスでしたとさ。

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