4Qが始まるとAJローソンが3Pを連続ヒットしますが、ケンリッチもワイドオープン3Pを沈めて間違いが起こる匂いはしません。マブスが3Pを決め続けたとしても、サンダーはワイドオープンで打てるのだから20点のリードがあれば追いつかれるリスクは極めて低い。
・・・が、間違いが起こったわけだよ。どういうことだよ。
ローソンは自分への警戒が強まったところで、すかさずエクストラパスでセスのコーナー3Pをアシスト。キッドとしては「間違いを起こす」ためにシューター並べているのでしょうね。それはよくわかる。そこにライブリーとプロスパーを使って走力も高めたのが上手くいきます。
それまで間に合わなかったディフェンスローテですが、必死さとスピードと若さで間に合い始めます。いや、正しくは間に合っていないのですが、それまで「ワイドオープン」だったのが「オープン」になると打ち切らなくなってしまうサンダーってのもある。SGAにダブルチームを仕掛けて意図的にパスを出させ、他の選手にボールを回させ、それを必死に追いかけるのが選手交代で機能し始めたぞ。
ホームの大声援を受けるマブスは、3Q中盤から決まり始めた3Pが更にヒットします。でも、決めているのはセスなのでサンダーのディフェンスが悪いともいえる。空けるべき選手を間違えた・・・んだけど、ここで難しかったのはライブリーがインサイドを決めていたこと。
ドンチッチにダブルチームに仕掛けたらローソン・セス両方を空けたくない。かといってライブリーがゴール下で無双している。じゃあ交代で入ってきたデリック・ジョーンズを空けよう・・・ここも3Pヒットだ。あっちもこっちもドンチッチのパスから得点につなげていくマブス。もうダブルチームは辞めて全部ドンチッチにやらせた方が良さげ。
一方でミスショットが増えてしまったサンダー。流れを止めるためにもSGAのアイソってわけにはいかない。じゃあジェイレンにでも持たせておけばいいし、ホルムグレンvsライブリーでも良さそう。ところが追いつかれるまでSGAスタートにしてしまいました。残り5分半で追いつかれたところでタイムアウト。やっとジェイレンスタートに変更です。ギディはどっかいった。
ところが、そのジェイレンがドライブでファンブル。ファンブルなのかローソンが触ったのか。ディフェンスはドンチッチにダブルチームを仕掛け、パスを出されローテした結果、リバウンドの人数が足りずプットバックを食らいます。
今度はホルムグレンがボールを持つも、これをドンチッチがスティール。俊敏なドンチッチとスローなホルムグレン。
4Q開始1分で111-87。それが約7分間で30-0のランにより111-117と大逆転です。内容を振り返ってみましょう。
〇マブス
2P6/7
3P6/9
ドンチッチ 7(3P1本)
セス 9(3P3本)
ライブリー 6
ローソン 3(3P)
ジョーンズ 5(3P1本)
アシストはドンチッチが7、ローソンが2です。直前に3Pをヒットしていたローソンへの警戒が強まったことでセスに3本の3Pが生まれました。加えてデリック・ジョーンズがコーナー3Pとプットバックで貢献。見事なバランスアタックになったのでした。
サンダーからすれば24点ものリードがあったのだから「ドンチッチから展開される」よりも「ドンチッチにやられた方がマシ」だった気がします。ドンチッチ個人が7分で30点取るってことはないだろうしな。そもそもマブス対策は「ドンチッチにやらせる」が上手くっているのにさ。
さて、この30点のランで最も興味深いのはフリースロー0本ってことです。サンダーはどこかでムリヤリにでも止めてよかったはずですが、ここでもドンチッチにダブルチームを仕掛けている関係上、他の選手をファールで止めるようなシチュエーションにはなりませんでした。もちろんドンチッチにファールしたら意味ないし。
そしてサンダーのフリースローも0本でした。こちらは逆に強引に仕掛けてもよかったはずです。少なくともフリースローが増えると流れをぶった切るわけでして、あまりにもあっさりと決まった30ー0のランでした。