考えようによっては強力なリバウンダーのいないネッツがリバウンドでリーグ中位あたりにいるのは致し方なく、そこを上回るオフェンス力で打ち勝っているならば問題ない気もします。ただ、これだけディフェンダーを揃えながら守れないのはリバウンドの問題ではありません。
〇被ターンオーバー 11.3(30位)
最大のポイントは相手のターンオーバーが少ないこと。それはノンプレッシャーなペリメーターと3Pを打たれまくるディフェンスにも関係しています。そもそも全員が3Pラインの内側に引きこもりがちなので、相手のハンドラーには自由があります。
〇被アシスト 24.8(9位)
セカンドチャンスでの失点が多いこともありますが、ネッツは3P打たれまくり・フリースロー与えないにもかかわらず、アシストをさせません。アシストさせないのに失点は多いっていうのは、それだけハンドラーアタックにやられているってことでもあります。
〇vsネッツの3P
ドンチッチ 9/14
ヤング 8/16
ストゥルース 7/13
ロジアーには7/9決められましたが、今シーズンは20試合にも達していないのにドンチッチやヤングにボカスカ決められており、さらにシューター系の選手もに当然のように決められています。相手が落とすのを待っているようなディフェンスです。
〇失点パターン
アイソ 8.6(3位)
ロールマン 4.8(29位)
アイソでは簡単に失点するけど、ロールマンプレーはやらせない。要するにプルアップ系統に弱いわけですが、ホーネッツ戦を見ていても警戒すべきハンドラーを放置するかのような守り方でした。
いわゆる「中を固めて外は諦める」というのは守れないチームの常とう手段です。頑張っても止められないあろうプレーを捨てることをハッキリし、もっとも簡単なゴール下とフリースローだけは止めること。後は野となれ山となれ。3Pが外れることを祈ろうぜ。
しかしネッツはディフェンスの良い選手が揃っています。それもマンマークだけでなく、カバー&ローテが出来てマルチに守れるディフェンダーが揃っているのだから、より難易度が高いシステムでいいし、得点を生み出すためにもハイプレッシャーをしたいところです。
インサイドに関してはウイングたちが粘り強くファイトしてくれており、ディフェンダーを揃えている意味はあるものの、そもそも守れていないレーティングと、トランジションで得点を奪いたいチーム事情を考えれば、よりアグレッシブな仕掛けを期待したいところです。
「守れない」というよりも「ディフェンスにエネルギーを注がない」ような戦術はデュラント中心で得点力があることが大前提でした。今はスーパースターが消え去ったのに予想以上に点が取れているオフェンスと、リスク回避しているだけのディフェンスという感じです。
「もう少し何とかならないのか」というレベルではなく、大きく形を変えられそうなのが今のネッツのロスターですが、ディフェンスにハードなプレッシャーが足りなくても5割勝っているのは奇跡にも思えてきます。奇跡っていうか、キャム・トーマスが問答無用に決めてくれるからかな。
ノーガードの打ち合いになったホーネッツ戦でしたが、それだけマークが緩い両チームのディフェンスの問題が多いが故の打ち合いでした。