クレイ・トンプソンは限界なのか

◎タフな3P

昨シーズンとの比較ですが、ディフェンスが間に合っていないワイドオープンについては変わらぬ高確率であることがわかります。しかし、オープンショットが余りにも決まらないので見ている方からすると印象が悪いだろうね。逆にタイトな状況で53%も決まっているのは異常だ。そもそも35%でも決まりすぎなのにさ。

オープンショットが決まらないの気になりますが、それよりもすべてのアテンプトが減っていることが問題に見えます。クレイ本人がディフェンダーを振り切れていないのは間違いありませんが、単に振り切れないのであればオープンショットだけが減る気がする。ってことで、クレイはボールを貰う機会が減ってしまったのかな。

はい。とってもわかりやすいですね。クレイはパスをもらえなくなってきました。それがキャッチ&3Pの本数を減らしています。ちなみに成功率は39%あるので昨シーズン同様です。

忘れていけないのは今シーズンのウォリアーズにはプールがいないこと。昨シーズンは57.1本ものパスを貰っていたプールがいなくなって、セカンドエースのクレイにボールがこなくなったとは何事なのか。

そしてクレイへのパスが減った分、カリーへのパスが増え・・・たわけでもありません。スプラッシュブラザーズ合計で15本ほどパスをもらえなくなっており、由々しき問題です。まぁクリス・ポール問題の匂いがプンプンしているよね。ってことで続いてクリス・ポールの数字を見ていきましょう。

まずウォリアーズはチームとしてのパス数が大きく減りました。っていうか、スプラッシュ分がチーム全体の減少幅になっているな。どういう状況だろ。

なんかもうクリス・ポール問題が全てに見えてきたぞ。ボールを持っている時間の長かったプールとディヴィチェンゾがいなくなったのに、1人あたりは全員が短くなっている。でも、クリス・ポールが吸収している構図です。

※出場試合数が違うので単純な足し算にはなりません。

ちなみにクリス・ポール自身は昨シーズン6.9分も保持しており、1タッチ当たりの保持時間も今シーズンより1秒くらい長いです。ウォリアーズに来てクリス・ポールにしてはテンポよく捌いているのですが、それはチーム全体で見ればテンポが悪い。

余談ですが、クリス・ポールの加入でペースダウンは予想された内容だし、パス数減も予想された範囲。かわりにターンオーバーが減ってくれればOKだったのですが、なんとも微妙な減り方です。

※パス数/クレイの出場試合数 なので出場停止のドレイモンドは1試合あたりが少ない

クリス・ポールはチームの誰よりもクレイにパスをしているし、そこから3Pも多く生まれています(しかも52%!)なので、クリス・ポールを責めるのは筋違いなのですが、3Pアテンプトを見るとクリス・ポールの増加分はカリーやドレイモンドの減少分になっており、クレイにとってはパスを出してくれる人が減ったことが響いています。

スクリーンやらなんやらの問題も大きいのですが、それらはさておき、ウォリアーズがチームとしてクリス・ポールの融合が未成熟であることがわかります。それは特にクレイにとっては起点役が限定されたことで3Pに繋がるプレーが減ったことを意味します。

クレイ・トンプソンは限界なのか” への5件のフィードバック

  1. クレイを見てるとそれステフなら打てるのになあ…って瞬間が多いですね
    比較対象がおかしいってのは確かなんですけどね

    1. 逆に言えばPG加わったので、クレイじゃなくてカリーに打たせたいんですよね。そりゃそうだ。

  2. この感じを見るとクリスポールとウエストブルックをトレードしちゃえばいいんじゃね感もあるというか…
    だいぶ頑張ってるとはいえ元がスローなクリスポールを合わせるのは難しそうだなと思います。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA