ハーデン後は1勝5敗のクリッパーズですが、そのうち大敗したのはマブス戦だけで、14点差で負けたニックス戦も4Qに差をつけられただけです。試合中に崩れるとなかなか止められないことも含めて、試合全体の悪さよりも「大事な場面で弱い」ことが目立っています。
〇クラッチ
4.2分
8.0点
FG24%
3P21%
実際にクラッチタイムの成績が酷いことになっています。個人技で仕留められるスターが多いのに、大事な時間帯に決められないっていうのはどういう状態なのか。そしてハーデンが決めたロケッツ戦には勝ったわけだ。考えようによっては「内容は悪くても勝ちきる」ことが出来たかもしれない4敗でした。
〇レナード 4点 FG0/8
〇ジョージ11点 FG2/9
ここでも2人がストップです。3Pは2人合わせて0/7だしさ。
3Pだけでなく課題があって、17分のクラッチタイムのうちズバッツがでているのは7分でしたが、2人ともゴール下にアタックしきれていないってことです。試合を通してジャンプシュートが増えていることも含めて、
スペーシングの失敗で得意のアイソが決まらない
ポール・ジョージに関してはスペーシングされても決まっていなかったことは置いといて、トップにいるハーデンはかなりジャマというか、これまでウエストブルックはパスを出してウイングからコーナーへ移動していたことを考えると、レナード&ジョージが仕掛けたいスペースにハーデンがいる状況です。
〇ハーデンのコーナー3P 1/3
この6試合でハーデンがうったコーナー3Pは3本だけでした。ハーデンがいなかった5試合でウエストブルックは9本打っていることを考えると、かなり少なく、元々のプレーエリアを潰していることがわかります。
ハーデンをPG、レナード&ジョージをウイングとして考えれば、今の形は何もおかしくありません。ただ、レナード&ジョージが慣れないといけないし、ミドルは継続して増えそうです。
ポジションレスにスーパースターが仕掛けていくチームとして考えれば、ハーデンはプレーごとに役割を変え、コーナー担当にもなる必要があります。そうなれば個人技アタックの組み合わせだけで強みを発揮できます。
・・・いずれにしてもウエストブルックはいるのかな?
後者なら「ハーデンの融合を諦める」っていう選択肢もあるけどさ。
ハーデンのためにレナード&ジョージが役割を変えていっているのが現在。しかし、役割変更でリズムを失っていることは間違いない。ペースアップやパス数増を実現するのはハーデン路線では難しそうですが、役割調整は可能です。特に試合終盤ならさ。
そしてクリッパーズでは「ハーデンのゲームメイクの上手さ」は発揮されていないというか、特に意味を成しません。だってレナードとポール・ジョージに託せばいいからね。さすがに2人がスクリナーとしてハーデンと絡むっていうのは、簡単には実現しないだろうし。やるべきだけど。
誰かが悪いというよりは、バランスが悪い。フロアバランスが悪い。シュートチョイスが悪い。役割定義が悪い。毎試合、少しずつ変化を加えてバランスを調整していますが、何をすればリズムの悪さを改善できるのか。
少なくとも「内容は悪くても勝てる」まで持っていければ5割には到達できるはず。それでは不十分だけど、まずはそこまでもっていくことだよね。
非効率なオフェンスであることがデータではっきり出てますね、ロースコアになるわけだ。様々なバランスが悪くて困ってしまいますね。
ポールジョージがSGだとチームとして強みが出ると思いますが、PFがいないのも厳しいですよね。
ポジション概念があるとなんか合わないと思うのです。
4人が同じような役割で流動性アタックにできないもんですかねー
といいつつ、それは簡単ではないので時間が必要ですね。
結局何を期待してハーデンを取ったかって言う話ですかね。
ハーデンとしては自分に合わせてもらう方が得意、2人はアイソの方が得意。
現状のメンバーで手っ取り早く機能させるならラススタメン、ハーデンセカンドにして最後だけハーデンポジョカワイ体制にしてそこのルール決めする感じですかね。
それで前より強くなったのかはわかりませんが。